成美ができるときしばらく療育園から遠ざかっていました。 落ち着いてから再び療育園通いが復活したもののこれからは2人つれて行かなくてはなりません。 これが大きな壁になりました。 妻と母2人で子供2人を連れていくのは大変です。 療育園側もフィジカルなトレーニングはあきらめてOT(作業療法)だけにしてはどうかと気にかけてくれているようでした。 そうなると逆に通園回数を増やして続けることが大事になってきます。 そこでちょうど春菜が生まれる頃にできた茨木にある新しい療育園に変えてみてはどうかということになりました。 親にとっては不安です。 しかし、かなり近くなることは最大の魅力です。 ひとまず見学に行って相談することにしました。
実はこれが大正解でした。 施設が新しく明るい雰囲気 保母さんも明るくアットホームな雰囲気 訓練の先生は元吹田療育園におられた先生でボイター博士に直々に指導を受けた頃のある先生 ハルちゃんとナルちゃんが通院している大阪医科大学付属病院の医師が専属で診察に当たっておられる それも主治医のせんせいが来ているのでした。 子供たちにとって申し分ない環境に巡り会ったことになります。
早速、療育園をかえることになりました。 ところがここも公共の交通機関では到底通えるところではありません。 車での通園が絶対条件です。 妻は子育ての間全く車から遠ざかっておりペーパードライバー状態、しばらく僕が送っていくことになりました。 しかしそれも長続きはしません。 妻も覚悟を決め車で通園を始めることになったのですがかなりのブランク。 自信がつくまでは隣に乗って仮免許練習中状態。 なにせ国道を走るのが始めてでしかも運転マナーが日本一悪い大阪でこれまた大阪一混雑する国道171号線。 悪条件揃いでした。 妻はここでも母としての強さを発揮、国道もすいすい通うようになり徐々に自分でも裏道を利用するようになりました。 はじめは国道より怖かった狭い裏道にも慣れ、それからは全部裏道ですいすい通うようになりました。
この療育園では先に書いた先生方はもちろん保母さんにも恵まれました。 明るくて活発な保母さん。それでいて子供の様子にあわせて真剣に楽しい療育を考えてくださいました。 親がなかなか気が付かないことにも気づいてくださって子供たちが少しでも楽しい時間がもてるようにしてくださいました。 訓練がつらい分保母さんの明るさは子供たちにとって何よりのやすらぎだったと思います。