2006年09月24日(日) [長年日記]
_ 取り調べ
来月から完全実施の障害者自立支援法に向けて障害程度区分の判定を受けなければならない。今日は日曜日なのにそのための聞き取り調査に役場から担当者が来てくれました。あらかじめ質問の内容を書いたプリントを受け取っていたのでそれを見ながら質問に答えるのですが、どう見ても矛盾する質問がたくさんありました。これは答えがあらかじめ用意されているアンケート式の調書の最大の欠点ですね。選択肢が決められているのである程度調査する側の意図に合わせて誘導することが出来てしまいます。まぁ、行ってみればそれが目的でもあるのですから致し方のないことですが…。
さて、春ちゃんの調査についても約2時間かけて聴き取りを受けました。その中で四肢に麻痺があり座ることも立つことも自分で動くことも出来ないし、意思の疎通もほとんど出来ないと答えているのに後半の設問では
- 1人で外に出たがり目が離せないか
- いろいろなものを集めたり、無断で持ってくることがあるか
- 目的もなく動き回ることがあるか
とか、明らかに不合理な設問が出てきます。しかしこれらには
- ない
- ときどきある
- ある
の3つの答えしか用意されていないので、春ちゃんの場合全て「ない」になるのですが、この3つの答えにはそれぞれ点数が決められていてそれぞれの答えの点数を合計して判定材料にする。この場合「ない」と言う答えが理想的な問題ばかりなので、春ちゃんは扱いやすいという判定になって下手すると等級が下がってしまうことになりかねません。この件を指摘すると担当者が特記事項に書くことになっていると言うことでした。
これは実に不安定な要素ですね。聴き取りに来る担当者に良い印象を与えておかないと特記事項に書いてもらえない可能性もあるわけで、現場の担当者に多大な権限を与えていることになります。このような調査方法は非常に危険で各自治体の体力にすごく影響される部分ですね。そして最初にする機械判定では特記事項の加味が難しいので判定が不等なものになる可能性が否めません。そして子の機械判定をたたき台にして担当者の特記事項などを加えて最終判定の材料にして行くわけですから思いの外比重が思いと思われますます危険度が上がります。
まぁ、多分不服申立は出来ると思いますが、一旦決まったものを変えるのは相当なエネルギーが要るのであきらめて泣き寝入りする人が増えるのではないかと心配します。判定がどうなるかを一番気にしているのは実はそれぞれの施設です。この判定如何で収入に影響が出るわけですから場合によっては受け入れ人数を増やしたり軽度と判定された人には利用をご辞退頂いたりとイヤなことを言う役に回されてしまったわけですね。
せっかく調査をして頂きましたが実際に運用されるのは間に合わないようで当面は見切り発車のもよう。従来の程度区分をそのままスライドさせるようです。そして徐々に真綿で施設の首を絞めようとしているのですね。そしていずれ施設においても泣く泣く目をつむって利用者の首を絞める日が来るでしょう。こんなことで良いんだろうか、何か間違ってる気がするんだけどなぁ。
_ 機嫌と姿勢
どうも最近は怒り出すとなかなか立ち直れない。怒っているときに普通に抱っこしてもなかなか機嫌は直らない。徐々に力を抜くようにしながら体を丸めるような姿勢に持ち込むのですが、ある程度丸くできるとおとなしくなります。股関節と首のあたりにスイッチがある感じです。
お腹が張っているときなどは丸くなりにくいのですが、丸くなろうとしないとガスも抜けません。背中を反るようにしていると緊張も強くなって何処かにいた見でも有るのでしょうか。丸まって力が抜けると楽そうにおとなしくしているのですが、そう言えば長いこと鍼をしてないので、緊張の逃がし場所がありません。鍼の先生もほぼリタイヤ状態で当てになりません。
最近は側湾が禍して体の歪みも目立ってきています。出来れば力を抜ける何かを続けてやらないと楽な姿勢も保てなくなるのではないかと心配です。新たに鍼をしてくれる先生を捜すか、お友だちが始めたというボトックス治療を考えるか、そう遠くない将来に行動を起こす必要がありそうですね。成ちゃんにとって苦痛が泣く楽に楽しく日常生活が出来るようにしてあげるのが大事なことだと思っています。
_ サイレース2分の1 enema
寝る前お腹が少し張っているなと思ってさすりながらゲップを促していたのですが、ゲップが引っかかったような感じで戻してしまいました。残念。