へんこつ日誌

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2014年08月24日(日) [長年日記]

§1 松山ツアー二日目、松山城と道後温泉そして朝日八幡神社

何故か朝ラーメン さて、昨年の松山ツアーは、ライブだけを見る為に来たので、せっかくの松山城やら道後温泉などを廻ることなく帰ってしまったので、今回は一日のんびりしようと決めていたのでした。

昨夜はライブが終わってから伊予市役所の近くにある道の駅ふたみに行ってみたのですが、なんと夜は真っ暗でメインの駐車場はゲートが閉まってました。道の駅とはこれいかに。こんな道の駅は初めてでした。道の駅や自動車道のSAに有るのとは別の意味の「恋人の聖地」状態になっておりました(笑)

仕方が無いので昨年と同じく愛媛自動車道の伊予灘SAで止まることにして引き返しました。到着したのは日付が変わる頃だったかな。ビールなどを頂いてそそくさと寝ることに。お休み。

と言うわけで、2日目が始まったのですが、まずはSAが開店するのを待って朝食を頂きました。おみさんは朝定食、僕は朝ラーメン。名にラーメンだったか忘れたけど、普通です。昨日から一緒に来ているお友達とは昨日と同じ駐車場で9時半の待ち合わせ、顔を洗ってトイレも済ませて余裕を持って再び松山市内へ。

駐車場の係りの人に、明日も駐車したいけれど駐められますかと聞いたら、「午前10時を過ぎると何とも言えません」という返事だったので9時半にしたのですが、余裕綽々で8時15分頃に到着、お友達はとっくに来てました。

小天守から城内を望む 天守閣から城内を望む 右が天守閣左が小天守 帰りはリフトで
早速合流して松山城へ。駐車場から松山城行きロープウェイ乗り場までは徒歩10分ぐらい。色んなお店が並んでます。松山城まで登るには徒歩で行くか、ロープウェイに乗っていくかリフトに乗っていくか3通りの手段があります。ロープウェイとリフトは同じ切符でどちらにでも乗れます。帰りは歩くという人も居るようで、健康の為に上っているだけで松山城には入らないと言う人もある為か、切符の売り方がバラエティに富んでおりました。

我々が買ったのは入城券付き往復切符です。登りはロープウェイで。リフトで上っている人を横目にすいすいと上がっていきます。到着まで2分ほど、あっという間です。到着駅の前には御茶屋さんが有ってお土産も置いてます。トイレも済ませておきましょう。

松山城の天守閣の方へ進んでいくと、大きな石垣が現れて、天守閣が遠くに見えてきます。日曜日の為か沢山ボランティアガイドさんが居てくれて、所々で解説などをしてくれます。ガイドさんは誰に付くでもなし、手当たり次第に説明を始める感じ、勝手にグループが出来たりしてほのぼのしておりました。

順序通りに行くと門をくぐって桜の庭園を過ぎると城内への入口があります。スリッパに履き替えたらすぐに急勾配の階段を上らなければなりません。お年寄りや体の不自由な人は助けてくれる人を連れて行かないと上れません。松山城は近代化を拒んで、消失後の復旧や修復の時にも元通りに復旧することを目指してきたので、修復してあるとは言え当時と同じ作りになっているのが自慢だそうです。

と言うわけで、天守閣などには人が入りやすいと危ないのでわざと入りにくくしているところがあるので、なおさら登のが大変なのですね。順路を居っていくと展示物が所狭しとあって、小天守に入ります。城内を見下ろすと、入口の方から誰かが入ってきてもすっかり見渡せます。

そして最後は天守閣、天守閣は小天守を見下ろすほどの位置にありますから、小天守よりもはっきりと城内が見渡せるようになっています。お城の風合いは岡山にある備中高松城ににている感じがします。さすがに日曜日は沢山の観光客がいましたが、さすがに暑すぎるので、出来れば秋以降に来た方が良いかも。

鯛釜飯御膳 ロープウェイ乗り場までおりてきて、いよかんのソフトクリームを頂いて、帰りはリフトでおりました。少し時間が掛かるけど見晴らしが良くて風が気持ちよかったです。のりばの前にあった顔ハメで「毎週日曜日は顔ハメの日」などとアルケミストの真似をしながら記念撮影。おなかが減ったので大街道あたりで昼食にしました。

鯛飯か鯛茶漬けか、せっかく愛媛に来たんだから鯛の料理が食べたいと、大街道に入ったところすぐにあった「鼓々炉」というお店で鯛釜飯御膳を頂きました。釜飯は20分ほど掛かると言うことで、炊きたての鯛釜飯を食べさせてくれます。がっつり食べて満腹となった僕とは裏腹に、暑さのせいか頭痛に悩まされてあまり食べられなかったおみさん。さて、リベンジ出来るのか?

道後温泉、皇室用の入口側? 昼からは、一度は行ってみたい道後温泉へ、我が家のモーターホームは駐車場に預けたまま、お友達の車で連れて行ってもらいました。日本一古い温泉街なので、全体が狭いというか、駐車場もマイクロバスが入れる程度のようです。駐車場のゲートを見ていると何とかモーターホームも入れそうですが、さすがに日曜日はやめておいた方が良さそうでした。

駐車場は道後温泉の裏の小高い丘に有って、100台程度が駐められるようです。臨時駐車場もあるようですが、狭いところを入っていく感じですね。温泉の表側に廻ると入口は沢山の人出賑わってました。銭湯のような形式になっているのですが、ランクが4つに分かれていて、個室が使える一番お高いコースは満杯でございました。比較的空いているという2階の神の湯に入ることにしました。840円です。

飲み物やタオルなどの売店がある タイムスリップしたような空間 縁側もなんだか絵になる 格式有る熱いお茶(笑)

大広間に通されると、一人分ずつ座布団と着替えを入れるこおりとでも言うのでしょうか、用意されています。このクラスになると浴衣が付いてきて浴衣をバスタオル代わりに使って下さいと言われます。したがって入浴タオルだけ借りるか買うか何ですが、記念に買うことにして、お土地柄かミカン石けんが付いてます。

浴衣を持って浴場の更衣室へおりていき、着替えを棚に入れて入浴です。まずは体を綺麗に洗って入るのがエチケット、沢山用意されている湯やカランは近代的です。体を洗ってシャンプーしてすっきりしてからお湯に入りました。少しぬるめかなという感じのお湯でしたが、お湯が出てくる湯口は熱くて気持ちが良いです。注意書きに湯口を独り占めしないようにお願いしますと書かれてました。よく分かります(笑)

湯から上がるとお茶を出してくれます。たぶん年中熱いお茶を出すんでしょうね。これも伝統でしょうか。さすがに汗が噴き出します。格式有る湯飲みと台の組み合わせはいつから何でしょうね。道後温泉は3000年の歴史があるそうで、今の湯屋は江戸時代のものだそうです。珈琲牛乳をおみさんと半分ずっこして頂きました。美味しかった。

庶民の入口は人だかり 温泉を出て改めて建物を見てみると、何とも複雑に入り組んだ建物です。高いところに鳳凰が飾ってあります。本来ならこちらが裏になって、表は皇室専用の入り口になっているということだと思います。庶民用の入口ですね。しかも正面から入らず。右端の入口から出入りします。1階はまさに普通の銭湯状態で、気軽に入れる420円でございます。

もう一度行く機会があれば是非、個室を使ってみたいなと思います。そして出来れば秋か春か、季候の良いときに着たいと思います。風呂上がりに愛媛の地酒などを頂きながら寿司をつまむとか、勝手に夢見てぶつくさ言っておりました。次回の楽しみにしておきましょう。連れて行ってくれたお友達に感謝。

坊ちゃん列車 温泉を満喫したらお別れの時間となりました。お友達は高知の方へ、我々は今治の方へそれぞれ別れることに。モーターホームを駐めてある駐車場前で下ろしてもらってお別れです。夕方の4時を過ぎていたでしょうか。これから高知の宿に行ったらちょうど良い時間かな、気をつけていって下さい。

モーターホームに乗り込んで、おなじ松山市内にある「朝日八幡神社」へ行ってみることに。大山崎町の離宮八幡宮とご縁の深い八幡神社で、離宮八幡宮がエゴマの油で全国の油の総元締めをしていた頃、エゴマの一大産地で有った伊予の国、松山にあった「沼戸明神」に離宮八幡宮の神様をお迎えし、神社の名前を「山崎八幡宮」と改めて祀られたという歴史があります。この山崎八幡宮は現在の愛媛県松山市に在り、「朝日八幡神社」と改められお祀りされています。

2010年4月、松山の朝日八幡神社から神輿の鉢合わせ(けんか神輿)の奉納があり、愛媛から神輿が3体と総勢400人が大山崎町に来て下さいました。そんなご縁がある神社、せっかく愛媛まで来ているのに昨年は時間が無くてお参りさせて頂くことが出来ませんでした。今年は是非行ってみようと相成りました。

近くまで来たのですが、道が狭くてなかなか見つけられず、通りすがりの男性に道を尋ねたら親切に教えて下さいました。通り過ぎてしまっていたようです。もう一度迂回して振り出しに戻り、手前のコンビニにでも車を止めさせてもらって言ってみて下さいとのこと。コンビニの店員さんにお願いしたらこころよく駐めさせて下さいました。愛媛の人は親切だなぁ。

離宮八幡宮での神輿鉢合わせ奉納の写真 朝日八幡神社の入口も教えてもらっていたので、歩いて行ってみることに。目の前には長い階段が。10分ぐらいで頂上に到着、拝殿でお参りさせて頂きました。夕方だったこともあり、すごく静かでした。

社務所が別の場所にあるので、交通安全のお守りを頂きに出向きました。モーターホームに付けても見栄えする大きさの反射板タイプのお守りを頂きました。対応して下さった女性に。「京都の大山崎町から来たのですが、当時の写真が大山崎町の方から奉納されて飾ってあると聞いてきたのですが見ることは出来ますか」と訪ねたら、一瞬慌てたご様子で、宮司さんに伝えて下さいました。

別棟の社務所に案内され、お茶の接待を受け大歓迎されました。なんだか恐縮してしまいます。そして、当時のパンフレットや、離宮八幡宮から奉納された写真も丁重にお保管されていて見せて頂くことが出来ました。実はこの写真は当時スタッフとして写真撮影をしていた僕が撮ったものです。光栄にもそれが奉納されて朝日八幡神社にまつられているとなると見に行かないわけにはいかなかったわけです。

さて、その記念写真ですが、部屋に飾っておくには十分な大きさですが、拝殿の絵馬と一緒に飾ろうと思うともう少し大きく引き延ばしたいと思っていたそうです。一枚しかない写真から複製してもさほど大きくは伸ばせないし、かといってこれをこのまま飾ってしまうと色あせてしまって取り返しが付かないしと悩んで居られたそうです。

それなら元の画像データをお送りしましょうと言うことで、後日送らせて頂く約束をして帰路につきました。宮司さんもこれで思っていたように飾ることが出来るのと喜んで下さいました。今回思い切って朝日八幡神社に行くことが出来て本当に良かったと思います。次の機会には大きく引き伸ばされて飾り付けてある写真を見に行きたいと思います。

ちなみに朝日八幡神社の例祭は秋で10月頃だったと思います。その頃に行けたら最高ですね。突然押しかけて行ったにもかかわらず、こころよく迎えて下さってありがとうございました。これからもこのご縁を大切に育んでいきたいですね。

さて、朝日八幡神社のお参りが実現して、いよいよ今夜の寝床へ移動ですが、すでに夕暮れ時にさしかかってきました。昨日の道の駅の教訓を踏まえて、今回予定していた道の駅は利用せず。今治まで足を伸ばしてしまなみ海道の来島海峡サービスエリアで泊まることにしました。

鯛めし玉手箱 このサービスエリアではレストランが夜の10時まで開いています。昼間の頭痛が治ったおみさんは俄然食欲が出てきて、リベンジに掛かりました。僕はと言えば昼間におみさんが残した分までがっつり頂いたのでおなかが減ってません。

レストランに入ってみるとおみさんの欲求どおりの豪華な鯛飯の料理が用意されていました。その名も「鯛めし玉手箱」終盤に来てやっと念願叶ったようで、良かったです。個々で食べ逃していたら悔いが残ったでしょう(笑)

穴子めしのせいろ蒸し 僕も見ていると食べたくなるので穴子めしのせいろ蒸しを頂きました。おなかいっぱいです。ライトアップされた来島海峡大橋を見ながら頂く夕食もなかなか乙なものでが。ここで一杯飲めないのが残念ですね。泊まりだと言えば出してくれるとか有ってもいいかな。やっぱりダメかな。モーターホームにはビールも日本酒もちゃんと冷蔵庫に入っているのですが、さすがに堂々とレストランで飲むわけにも行かず。

モーターホームに戻ってビールを頂きながら、持ってきたギターなどをつま弾いたりして、楽しい一日が過ぎていったのでした。明日はしまなみ海道を北上して尾道経由で帰る予定です。美味しい尾道ラーメンが食べられたら良いなぁ。