2006年03月06日(月) [長年日記]
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§1 オリンピック
まだまだ熱が冷めない感じですが、既に世界選手権が始まっている競技もあってスピードスケートの吉井選手が500mで優勝したりと、タイミングの問題かそれとも4年に一度の雰囲気が取り払われてリラックスしたのか、よい成績を残している。だが、これは殆どニュースにならない。これが選手をダメにしているのではないかと思う。
僕はオリンピックなどは廃止した法が良いと思っている。これは以前にも書いていると思うが商業主義の興行に成り下がってしまっている。結局儲からなければ話しにならないしオリンピックは金がかかるのだ。
参加することに意義があると言いながら実は貧乏な国は出場さえ出来ないのである。特に道具に金のかかる冬のオリンピックにはますます出場できない。そんな中で世界一と言っても井の中の蛙同然である。
まず、どんなに貧しくても志のあるものを出場させる対策をたてるべきで、それが出来てから世界の祭典とよぶべきである。今の状態なら金持ちの戯言にしか過ぎない。
これに輪をかけて金のかかるのがパラリンピックだ。障害者用の道具は金持ちの国にしか用意が出来ないし勝ち目はない。先ず、道具の面で公平さを保たなければ純然たるスポーツとは言い難いし。たとえ優勝してもそれは多額の資金の上に成り立っていると言うことを忘れてはならないだろうと思う。
貧しい途上国にオリンピックを誘致して、世界中から金を集めて施設を作り選手を育成してスポーツの底辺を広げるなどと言う理想的な形にはまずならないだろう。儲からないイベントに金を出すスポンサーなど無いですからね。まぁ、金もないのにスポーツなどするなと言うのがオリンピックのメッセージだと思えば納得できそうですが。