2010年04月23日(金) [長年日記]
§1 RAW撮影してRAW現像する?
デジカメもそこそこのものを買うとJpegだけではなくてRAWフォーマットで記録される機種が多い。RAWフォーマットというのはいわゆる生の状態で、フィルムカメラで言うところの未現像状態と思えばいい。Jpegはカメラが設定にしたがって撮影時に現像して記録してしまうカメラ任せなのに対して、RAW撮影は生のまま持ち帰ってパソコン上で好きなように現像してJpegフォーマットに焼き付けるというイメージかな。一応普段はJpegとRAWを同時に記録する設定で撮影している。
さて、そこそこで勉強しておかないとRAW現像なんてさっぱり分からないので少し調べてみた。生の情報を扱うわけでJpegと違って共通した規格がない。したがってカメラメーカーごとにばらばらのフォーマットになっている。それぞれ専用のアプリをカメラメーカーが出しているのでそれを使えば現像できるのだが、1つ驚いたのはニコンだけはこの現像ソフトが有料で19800円もすると言うことですね。仕方がないのでサードパーティーのソフトウェアで現像しようと思ったらニコンのRAWデータはホワイトバランスにスクランブルがかかっていて著作権上サードパーティーのソフトでは変更することが出来ないらしい。何だかイヤラシイ感じがするのは僕だけかなぁ。というか、良くニコンユーザーは今まで黙っているんだなと思います。キャノンはDPPという優秀なソフトウェアをカメラに無料でバンドルしていますし、先頃オリンパスも無料化したようです。ニコンはいつまでこの使いにくい状態を続けるのでしょうね。
さてさて、話はそれましたが、僕の場合キャノンとパナソニックを使っているのですが、キャノンはDPPが、パナソニックはSILKYPIXという市販のソフトのパナソニック版が付いてきます。それぞれ自社のカメラで撮影したデータしか扱えないようになっているようなので、本格的にRAW現像するのなら、市販の現像ソフトを何か1つ決めて持った方が良いのかなと考えています。今のところ市川ラボのSILKYPIXが有名で使いやすいみたいですね。パナソニックのバンドル版からアップグレードできるのかなぁ。ちょっと興味があるんだけど、まだ二の足を踏んでいる状態です。何はともあれ現時点ではニコンのカメラじゃなくて良かったなと言う感じかな。それにしてもひどい縛りだなぁ(^^;