2001年12月21日(金) [長年日記]
§1 ハルちゃんをひまわり園へ送って行った。
あいにくの雨だった。少し緊張しているのが伝わってくる。用意して頂いた布団に寝転がってあちこち見回している。今日の様子を伝えて帰路に就いた。帰りは家まで送って頂く。
帰りに、学校へ出向き昨日の荷物の残りを積み込んで帰ることにしました。ハルちゃんのお布団とナルちゃんのお布団が主な荷物だ。助けがいるときには電話を下さいと心強いお言葉を頂きました。感謝しています。
おみさんに電話を入れてナルちゃんの様子を聞くが相変わらずの様子だった。頼まれたものを持って病院へ出かけた。
昼ご飯を途中で買って病室へ。ナルちゃんは熱っぽい顔をしている。昼ご飯を済ませておみさんは買い出しに。その間時々ナルちゃんの様子を見ながら少し横になった。
おみさんが帰ってきて暫くすると。今日は回診の日でナルちゃんの主治医でもある教授が来られた。様子をしっかり聞いてくださいます。教授なりの考えもあるようだ。今日の血液検査の結果はCRPが6と言うことだった。前回よりマシだが再び上がってきた。どう解釈すればよいのだろうか。
今日の3時半頃にCT検査を受けることになっている。その結果はうちでハルちゃんと聞くことになった。
夕方五時頃ハルちゃんの帰る時間が近づくとなんだかソワソワしている自分がいた。どんな顔をして帰ってくるのか心配だった。予定通りの時間に送ってきて頂いた。介護に当たってくれた担当のお姉さんに抱かれて返ってきました。
ボクが抱っこするとホッとしたのでしょうか。センター長と担当のお姉さんがやっぱり全然表情が違うと言っておられました。自宅の玄関を入りエレベーターに乗った頃少し安心した顔になりました。家の入り口にはいると笑顔がでました。いつもの今にはいると声が出ました。自分の家はよく分かっているのだなぁと改めて感心します。
ハルちゃんと食事をしているとおみさんから電話が入った。CTの結果お腹の傷口の下の方に何らかの液体が溜まっていることが判明したらしく。8時頃から針状のものをさしてその液体を抜くと言うことになった。同意書がいるらしい。いわば簡単な手術のようなものだ。病院に来れるかと言われたがハルちゃんもいることだし無理な話。おみさんにお願いすることになった。
術後のおみさんの電話では、液体は緑黄色のあまり濁りのないものだったらしい。外科医もあまり悪いものではないと思うとのことだったらしい。消化器の先生も同じ様なことを言われたらしいが、ダグラス管があまり思わしくないところに入っているようで、それが吐ききれない液体が溜まったのではないかという見解もあった。
新たなチューブが一つ増える結果となった。転機が訪れたことに変わりはないが複雑な心境だ。今回の処置で熱が下がり回復していくことを願うばかりだ。一つ怪しいところが見つかり処置が出来たことは良い転機になりうる可能性を秘めていると信じたい。