へんこつ日誌

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2002年01月16日(水) [長年日記]

§1 緊急時の行き場所2

昨日の昼にハルちゃんの今週の身の振りを考え、ひまわり園へ下校時間から夕方まで預かってもらうよう依頼した。急な話にもかかわらずOKの返事、ありがたいことだ。

昨日の夕方には学校から電話、寄宿舎の件で話があるとのこと、たぶんもうこれ以上寄宿舎は利用できないと言う話だろうと思う。

朝ハルちゃんを送って一旦戻り、ひまわり園の申請書を作成した。昼ご飯を食べに出たときに届けに行った。その帰りに学校へ寄り校長室で話を聞く。案の定だった。

運用(教育)入舎で4週間、緊急入舎ですでに7週間利用している。後1週間だけ受け入れるがそれ以上は、各自治体の福祉に依頼してそれなりの施設を使う手配をしろと言うことだ。

実情はと言うと、私の街の場合自前の施設はない、ほとんどの自治体がそうだ。したがって上部団体(京都府)の施設を借りることになる。京都府の施設は亀岡と舞鶴にある。聞き慣れない人は距離感が分からないが私の住んでいる街と舞鶴は京都の端と端と言っても過言ではない、亀岡でさえ車で1時間以上かかる。

つまり、ハルちゃんを預けてしまうと学校へは行けないことになる。今お世話になっているひまわり園は、一つはさんで隣町、車で15分くらいの距離だ、ここなら学校へ通うことが出来る。

ハルちゃんの年齢は15才。各自治体には緊急一時保護という制度があるが利用できるのは18才からだ。今使っている制度はレスパイトと言って、介護者が休養を取るための制度で、今回のような緊急を要する事情には使うことが出来ない。

緊急事態に就学を保証しながら預けられる施設がないと言うことになる。すなわち、緊急の場合は何かをあきらめて辛抱しろと言うことだ。全て自費で負担するならひまわり園でも一日1万円で使えないこともないが、今回のような事情の場合、病院にかかる費用もあるため、そうそう利用するわけにも行かない。

金がなければ八方ふさがりになってしまうと言うのが実情だ、実際地元の行政の対応は、上部団体の施設に頼っているだけなので当てにならない、したがって利用するモノも緊急事態には間に合わないのであまり頼りにしていない。その方が行政にも都合がよい。というおかしな連鎖が成り立ってしまっている。

余裕が出来たときに行政に掛け合ってみようと思う。今回のような事態が起きた場合、子どもの就学を保証しながら安心して預ける制度はどのようにして保証していくのか興味のあるところだ。