へんこつ日誌

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2009年02月19日(木) [長年日記]

§1 広角ズーム

キャノンのフルサイズ用広角ズームは16-35mmというのがある最近リニューアルして2型になった。ニコンには14-24mmというそれはそれはすごく出来のいいレンズが有るそうです。キャノンは16-35mmと24-70mmと70-200mmで16-200mmまでをF2.8でラインナップしていますが、ニコンは14-24mmと24-70mmと70-200mmで14-200mmをF2.8でラインナップしています。

どちらも標準ズームと望遠ズームは同じ焦点距離をカバーしているのに、広角ズームだけ違います。ニコンは3本のレンズで焦点距離が重ならないと言っても良いんでしょうね。その点キャノンは広角レンズが大幅に標準域に食い込んでます。果たしてどちらが良いのかなと言うことなんですが、違うレンズで同じ焦点距離は要らないよという考えと、少しずつ重なっている方が用途によって重なる中での焦点距離をどちらのれうずで撮るかという選択が出来るので、少し重なっている方が良いのではないかという考え方も合っても良いでしょう。

ただ、どちらのメーカーも標準と望遠では全く重ならないようにしているのは何故なんでしょうか。それと、標準ズームと望遠ズームはそれぞれが大体3倍ズームになっているのに、広角ズームだけは3倍ズームになっていません。何かできない理由でも有るのでしょうね。特にニコンは2倍にもなっていません。多分これ以上のズームにしたら、この驚異的とも言える性能は出なかったのでしょうね。そう言う意味ではキャノンはズーム倍率の面で、先代のレンズに足を引っ張られて、ズーム域のこだわりすぎたのが究極の性能を引き出せずに終わっている所以かも知れません。

今年あたりリニューアルされそうな、1DsMk4だとかなりの画素数になると思うので、今のズームレンズでは厳しいかも知れませんね。EF-Sレンズではあるものの10-22mmという素晴らしいレンズが出来るのですから、Lレンズにふさわしい性能の広角ズームレンズが出来て欲しいなと思います。