へんこつ日誌

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2018年07月15日(日) [長年日記]

§1 This is M-factory

ギタリスト竹内いちろ氏とM-factory三好英明氏 今日は5THSTREETの前田さんとギター番長西野さんの企画で開催された「This is M-factory」に参加してきました。僕もM-factoryの汎用プリアンプを使っているので興味津々です。

最初に三好さんのギター演奏、小松原俊さんのヒマワリの頃を弾いてくれました。今やすっかり電気屋さんですが、昔はプロのギタリストを目指していたとか、大変お上手でした。

そして、自分の略歴からM-factoryの成り立ちまで淡々と話してくれました。PM-500、PM-200、PM-50をそれぞれギターを変えて竹内いちろさんの演奏を聴かせて頂きました。ギターはM-factory&沖田ギター工房の製品で、それぞれのピクアップが取り付けられています。

どれもクリアな音が出てて気落ちが良かったです。お話を聞いているともちろんメインはPM-500です。PMとはPreampMixserの頭文字をとったものだそうです。PM500は三好さんがプロのプレーヤーが現場で出来るだけ早くセッティングが出来て、出来るだけトラブルが起こらないというシステムを先ず第一に考えて作っていると言うこと。

世間からの要望でステレオフォンジャックで使える製品が欲しいと言うことでPM-200の販売も本格化したと言うこと、でもPM-500はミキサーでありコントローラーですが、PM-200はあくまでも汎用プリアンプです。

その違いはPM-500の方は、持ち込まれたギターにピックアップとプリアンプを内蔵してしまいます。そしてコントローラーとは5ピンのキャノンケーブルで接続して、ギター内部のプリアンプにはコントローラーから電源を送り、コントローラーは悪魔でのミキシングとイコライジングのためのものです。ギターに内蔵されたプリアンプは既に位相の中性も済ませてあるそうです。

つまり、ギタリストは、ギターとコントローラーを繋いだら、設定は完了するわけです。後は現場に合わせてコントローラーのつまみで調整するだけと言う便利さ。そしてキャノンケーブルにした理由も、演奏中に接点が動かないのでコネクタによる雑音が入る余地が無いと言うのが最大の利湯だそうです。そして、ギターにプリアンプを内蔵しているので、コントローラーまで15メートルほどのケーブルを使っても音が劣化しないそうです。大きな無頼では必要な長さかも知れません。考えに考え抜かれた作りになっているのですね。

ステレオフォンコネクタで繋ぐときはプラグが回転しないように気をつけないと雑音が出ますとのことでした、座奏のばあいはまだしも、立奏の場合は注意が必要ですと、特にダメなのがギター側のL型プラグ、これは絶対やめて下さいと言われました。

それでもフォンジャック入力の製品を作っているのは、アマチュア界では需要があるからですね。アマチュアの発表会はプリアンプを使い回したりします。そういうときに便利なんですね。それは三好さんも分かっているようでした。

PM-500システムとPM-200システムと、PM-50システムのプリアンプは全く同じ製品だそうです。そんなところで全く差別化は考えておられないようです。自分が良いと思った製品しか世に出さない。素晴らしいですね。

僕のギターをテストする三好氏 最後に、お客さんとの質疑応答のコーナーで、僕のギターを診て頂きました。僕も最近気づいたのですが、アンフィニさんのBACNTタイプ(重低音強化タイプ)と言うのを勧められて取り付けたのですが、何とピエゾが2つヘア付けて有ったのでした。

三好さん曰く、小松原さんと最大10個のピエゾを使って実験をしたそうです、そして最後に行き着いたのが、貼り付けピエゾは1つだけが一番良いという結論だそうです、1つだけを最適な一に貼り付ける、それが仕事なんだそうです。

そして僕のギターですが、少し音に濁りが出るし、なんだかミドルがやかましい。実際に僕のギターの外側にM-factoryのピエゾを貼り付けて音を出してみたもらったら、明らかにクリアな音になりました。これにはビックリです。少し気になるけど、マグネットピックアップをメインにしてピエゾをたしていく感じで使えば使えると思いますとの回答でした、詰まりピエゾがダメと言うことですね。一度1つだけピエゾを外してみたら良いかも知れませんね。(笑)

と言うわけで暑い1日が終わり、打ち上げにも参加したのですが、打ち上げでも話は暑いまま、そして濃いまま(笑)、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。

ありがとうございました。