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春ちゃん成ちゃんへの手紙
~ママの日々~


2000年10月15日(日) [長年日記]

_ ...お祭り

毎年の事ながらこの時期は実家の氏神様のお祭りです。 秋の収穫のお祝いをすると言うことなのでしょう、親戚が集まり 食事をします。 今年も母とお嫁さんが腕を振るったお料理で私達をもてなしてくれました。 お料理と言っても昔から決まっていて まずはおぜんざい、小鉢、巻きずし、鯖寿司、そしてメインはかしわのすき焼きなのです。 昔からそうなのですが 最初におぜんざいとは、よくよく考えれば不思議ですよね。 私は幼い頃からこのパターンをずっと見てきているのでさほど違和感はなかったのですが ふと夫が指摘したので「そう言えば...。」と気付いたのでした。 たぶん昔は 飼っている鶏を料理することが最高のおもてなしだったのだと思います。でも多くのお客様をおもてなしするのにも限界がある...そこで 最初に甘いおぜんざいでお腹をふくらませ、さらにお寿司でもお腹をふくらませ 最後にご馳走のかしわのすき焼きにたどり着くときには おおかたお腹がいっぱいの状態にした...そんな計算があったのかもしれないですね。 そんなお話しもしながら おいしく頂いていると 子ども御輿が賑やかに表を通り過ぎて行きました。 子ども御輿に付いて歩いている大人の人たちはよく見れば 懐かしい○○くんやら、○○ちゃん。 もうすっかりお父さん、お母さんしている、けれど懐かしい面影はしっかりあって いくら親の顔をしていても 私はあなた方の小さい頃の事をいろいろ知ってるのよ...とちょっと「いけず」な事を思いました。 たぶん私もおんなじ事を思われているのでしょうけどね、お互い様〜。

たのしくておいしいお祭りも終わり、帰り道、夕焼けの空にいわし雲が見えていました。