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春ちゃん成ちゃんへの手紙
~ママの日々~


2010年01月08日(金) [長年日記]

_ [おはな]ひまわり

春ちゃんの花

ひまわりは春ちゃんのイメージフラワー。 いつからか ひまわり娘とか、ひまわりっことか、そんな風に呼ぶことがありました。たぶん、車の中からじっとおひさまを追ってみつめていたり 通所施設も「ひまわり園」と言う名前だったりすることから、そしてなんと言っても春ちゃんのニコニコ笑顔は明るくて元気なひまわりそのものだったから。

そんなわけで昨年11月に出した喪中はがきにも ひまわりをあしらいました。季節外れは承知、でも春ちゃんを感じてもらえると思いました。

暖かくなったらひまわりの種を蒔きます。 成ちゃんの左目が目やにが多くやや腫れているような様子がしばらく気になっていたので昨日は眼科を受診しました。 寒くて出かけるのに躊躇しましたが、ちょうど主治医の診察日だし早く診てもらわないと心配でたまらないのでがんばっていきました。 春ちゃんが天国にいってから初めて眼科に行きました。それまでは半年に一回のペースで二人そろって受診していました。いつも「はるちゃん、なるちゃん」とか「はるる♪なるる♪」とか、眼科の皆さんには明るく優しく接していただいていたのでみなさんにお会いするのはとてもつらい想いでした。 春ちゃんのことをまだご存じでない眼科の検査技師さんは挨拶代わりに「今日は成ちゃんひとり?」と声をかけてくださいましたが なんと返事をすればいいのやら・・・。春ちゃんのお話をすると涙して残念に思ってくださいました。あえて何もおっしゃらなかった先生にも診察が終わってから「春菜がお世話になりました」とお伝えしましたがそれ以上は言葉になりませんでした。 また、会計の待ち時間にも以前小児科でお世話になった看護師さんに「あけましておめでとうございます!」と挨拶をしていただいたのですが「それがおめでたくないのよ・・・」と私。 大変お世話になった看護師さんでいつも心やすくお話をさせてもらっているので、春ちゃんのことを打ち明けました。「それはおめでたくないね、ごめんなさいね」と涙して言ってくださいました。こちらこそ、驚かせて申し訳なく思います。

みなさんの心の中に小さくても春ちゃんが居てくれることがうれしいなと思いました。そして私たちと共に涙を流してくださることが私たちの慰めになっているようです。 ほんの些細な関わりでも春ちゃんがどれほどの人たちと関わりを持って生きていたのだろうと知りたくなります。

春ちゃんが逝って、初めての季節がそれぞれ巡って行きます。 春夏秋冬と季節の行事。
前のクリスマスは春ちゃんと一緒だったし、お正月も一緒だった、春ちゃんが24歳になるはずだった2月4日の誕生日はどんな気持ちで迎えるのでしょう。

そんな想いをいだくのは 当然のことなのでしょうね。 ひきずって、ひきずって・・・ いろんなことを思い出して抱きしめながら過ごして行くのだと思います。


今日の成ちゃんの左目ですが 目やには減って赤みもましです。目薬はしばらく続けて、すっきりなおってくれたらいいな。目薬はちょっといやだと思うけど、しっかり治すためにちょっと我慢してよね。


さて、連休です。穏やかにすごせればそれでいいです。