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春ちゃん成ちゃんへの手紙
~ママの日々~


2002年02月01日(金) [長年日記] この日を編集

_ [成ちゃん] 春のようなお部屋

入院中にシーツ交換やこまごまとしたお世話をしてくださるおばさんが シーツの交換をしながら「ナルちゃんのお部屋は陽が差して、明るいものがいっぱいあって春みたいやねぇ。」などと嬉しいことを言って下さいました。

そう言えばタオルケットやタオルはピンク系が多いし、みなさんから頂いたメッセージをベッドに貼り付けたり、可愛いマスコットを飾ってみたり。壁には千羽鶴が掛かっているし、お友達の寄せ書きも飾ってあるし。

ナルちゃんの目に映るものが少しでも明るいものであるようにと、そんな想いから、また人から頂いたモノにはきっとパワーが詰まってると信じて飾っていたのでした。ホント、今日の陽射しはポカポカ暖かで気持ちいい。ナルちゃんが退院する日もこんないいお天気だったらいいのになぁ。


2002年02月02日(土) [長年日記] この日を編集

_ [ブック] 『少年A』この子を生んで/文春文庫

看護婦さんとの会話の中で「子育てって難しいですね。」と言われました。神戸連続児童殺傷事件の犯人の両親が綴った「『少年A』この子を生んで」..父と母の悔恨の手記(文春文庫)を読んでしみじみそう思った..と言われるのです。この看護婦さんは未婚なので子育ての実感は分からないけれど 子育ては難しい、恐い、と感じられたようでした。「よかったら読まれますか?」と言われ、今まで特に読みたいと思った本では有りませんでしたが 話しているうちに興味が湧いてきて読ませて頂きました。

一言で感想を言うと 14才の犯人の両親はどこにでもいる普通の親..。そう思いました。読む前は偏った考えや子育てをされてきたのではないかと勝手に思いこんでいましたがこの手記を読む限りではそうではなさそうです。確かにちょっと物わかりが良すぎるのではないか?とか、その反面細かい小言が多いのではないか?、とかもっとワイルドな子育てでも良いのではないか?、とか感じる部分は有りましたが それが間違った教育という範疇のものではないようです。ごく普通のどこにでもいるような親です。でも「少年A」は親に対して自分は虐待を受けていたとか、嫌悪感を抱いているとか言う部分があるようなので どこかしら親に対して不満を抱いていたようでした。

事件後に行われた精神鑑定では「少年は虐待者でありながら 被虐待者であった。」とありましたが 手記中には親の虐待を感じさせるような記述は何らなかったように思います。と言うことはひょっとすれば あくまでこれは親の手記であるので 第3者から見た場合には偏った考えや教育があったのかもしれません。この本を読んだだけでは何も分からなくて 誰もが犯人の親になりかねないと、不安ばかりが大きくなるような気がします。なにかモヤモヤが残ってしまって..。

できることなら周りから見たこの家族について知りたいと感じました。ただ 少年の異常行動を見ると単なる教育の間違いという受け止め方だけではなく 何かまだ未解明の病的な因子が関わっているのかもしれないと思うと同時に 猫や弱者を虐待することで性的な興奮を憶えていたという事実にも、もっと焦点を当てれば今の社会の問題点を浮き彫りにすることができるのかもしれません。


2002年02月04日(月) [長年日記] この日を編集

_ [春ちゃん] ハルちゃんへ

ハルちゃん、16才のお誕生日おめでとう!残念ながら家族揃ってハルちゃんのお誕生祝もできなくてゴメンね。ナルちゃんも早く帰りたくてがんばっているんだよ。だからハルちゃんもわかってね。ハルちゃんはナルちゃんの入院中には学校の寄宿舎に長い間入舎したり 初めての施設で過ごしたりと、不安もいっぱい有ったと思うけれど がんばって過ごしてくれて本当にありがとう。偉かったと思います

。お家でも4人が揃うことが無くてヘンだなぁと思っていたでしょう?心配なことも多くて 調子が狂うよね。でもハルちゃんは体調も崩さないで ゴンタさんにもならないで ごはんもいっぱい食べて がんばってくれて本当にお姉さんになりました。そんなハルちゃんにお父さんもお母さんもナルちゃんも、たすけられたとおもっています。さすが、16才、ありがとう!ナルちゃんの退院ももうすぐです。

またやかましいヤツが帰ってきたなとおもうかもしれないけれど 仲良く楽しく過ごそうよね。4人が揃ったら クリスマスとお正月とナルちゃんの誕生祝いとハルちゃんの誕生祝いとナルちゃんの退院祝とぜ〜んぶ一緒にやっちゃいましょう!

その時を楽しみにしてもうちょっとガンバロウね。今日はほんとうにおめでとう!


2002年02月05日(火) [長年日記] この日を編集

_ [成ちゃん] 空腸ろうはどうするの?

一時は空腸ろうは万が一の為に付けたまま退院しましょうと言う話だったのですが なんだか話が違ってきて..と言うか 先生によって考えが違うようで「抜くかどうするかもう一度検討します。」との話になってしまっていました。付けて帰ることに覚悟はできていたのですが 一旦こういう話になると やっぱり親心としては抜いてやって欲しい..となってきてしまいます。

ある先生は「お家で消毒するときに痛かったり、ブラブラこんなん付けたまま帰るのもねぇ..。」と..。そうでしょ、やっぱり。肉芽も出来てしまっていて家でどこまで見られるのか、また正しい消毒や処置がきちんとできるのか、感染症の元にならないのかどうか..など考え出すとやっぱり抜いて帰りたいと言う気持がどんどん強くなってきました。

万が一..といたって術後ずっとお腹は順調にうごいているのだし、空腸ろうの必要性はう〜んと低いように思うのは親の都合のいい考えでしょうか。それともう一つ、今後の予定はいったいどうなっているのか、併せて尋ねてみました。この先の入院期間によってはハルちゃんの身の振り方を考えなければいけないからです。すると今度の連休明けあたりと言うことで..とあっさり退院の目処が立ちました。

おぉ、いよいよ退院だ〜。でも今までなんだかんだとあったので 素直に大喜びは控えてしまいました。何があるか分からない、ギリギリになるまで気を許してはいけないようなそんな気がしてしまいました。でもまず、大丈夫だとは思っていますが..。とりあえず空腸ろうが無事に抜けることを願うことにします。


2002年02月08日(金) [長年日記] この日を編集

_ [成ちゃん] どうなる?空腸ろう

結局空腸ろうは抜くことになり、今朝先生が抜こうとしてくださったのですが..。右脇腹にあるチューブをそっと引っ張っても 前に回腸ろうがスルスルと抜け出た感覚とは見ていても違い、なにかひっかかりがあるのが見て取れました。黙って先生はいつものように消毒し、いつものようにガーゼを当てて腹帯をしてしまわれました。「ちょっとねぇ、糸が邪魔しているみたいなので無理に抜くのは止めておきます。」と。あらら..残念。

溶ける糸でとめてあるようなのですが それがまだ溶けていないようで、ナルちゃんのことなので無理をすると危ないので慎重に行くようです。日曜日にもう一度ひぱってみて それでもだめなら付けて帰りましょうと言われました。はぁ..。そうか..。どうか抜けて欲しい。日曜日というとあさってか、二日、三日の間で抜けるようになるのかどうかもわからないし こりゃ、付けて帰るつもりでいた方が良さそうです。でも私はナルちゃんに向かって、「腸ろう、抜いて帰ろな、抜いて帰るよ。」と小さな声で何度も何度も言い聞かせました。それを聞いたナルちゃんの細胞がきっと糸を溶かすようにがんばって働いてくれるような気がしたから。ま、とにかく抜けるように祈るしかないのです。


2002年02月09日(土) [長年日記] この日を編集

_ [成ちゃん] 患者は祈る気持でいるのです

朝のガーゼ交換は若い先生。「腸ろうは付けて帰るという方向で..。」えぇ?!うそ、ちがうやん、昨日は日曜日にもう一度抜きましょうと言ってはったのに。そう思って「日曜日にもう一度抜くんですね?」と言うと、「無理には抜きませんということです。」と。そんなことはわかっているのです。先生の間では「無理かな。」という話になっているのかもしれませんが患者の気持ちとしてはどうか抜けますようにと、祈る気持でいるのです。どうかそこを分かって頂いて、一足飛びの物の言い方をしないで欲しいのですよ。できれば「日曜日に抜ければいいですね、でも抜けない場合は付けて帰ることになります。」くらいの言い方をして欲しいのです。

午後付き添い交代。家のお風呂にゆっくりつかる。サンダルウッドとラベンダーとゼラニウムの精油は意外と心地よかった。サンダルウッドは単独で使うより、ラベンダー相性がいいみたい。いろいろ試してみるものです。


2002年02月10日(日) [長年日記] この日を編集

_ [成ちゃん] かみさま ほとけさま〜!

昨日ナルちゃんの付き添いをNOBさんと交代してもらい、家に帰りました。今日は空腸ろうが抜けるかどうか..。なんとか抜ければいいなぁと思って「神様〜、仏様〜。」と何度も祈りました。実家の母にまで電話をして「仏壇のご先祖様にもおねがいしといてな〜。」と頼んでおきました。まぁ、母は私がわざわざ電話などしなくとも、毎日お仏壇や、近くのお寺にあるお地蔵様に私たちのことを想い、手を合わせてくれていることなどわかってはいたのですが。ありがたいですよね..。

だいじょうぶ、だいじょうぶ..などと自分に言い聞かせても胸はドキドキ..。もうそろそろ抜けただろうか..と案じているとNOBさんから携帯メールが入りました。「腸ロウは抜けませんでした..。」と..。あー、ダメだったか..。あのチューブをつけたまま帰るのね、肉芽もなおらないまま帰るのね、お家で消毒もするのね.あぁ憂鬱..。でも ま、しかたないっか、いつかは抜けるね。あまり気持を引きずるとしんどいので 気持を切り替えてNOBさんに返信。「でも帰れるのは間違いなさそうだし良かったね!」そうそう、もうすぐ帰れるのです!


2002年02月11日(月) [長年日記] この日を編集

_ [成ちゃん] 退院準備です

12日に退院予定と言うことで 昨日は家の掃除、片づけで大忙しでした。だってねぇ、この入院中にナルちゃんと私のベッドは衣類の山ができ、早速寝られない状態になってしまっていたし、掃除機も長くかけていなかったのでほこりだらけ。でもNOBさんの名誉の為に言っておきますが 決してぐうたらしていたわけではなく 毎日仕事から帰るとハルちゃんとお隣でお食事を頂き、帰ってからお風呂やハルちゃんの学校の準備、寝かしつけ、洗濯、洗濯物たたみ...などとがんばってくれていたようです。

念のため。今日は病室の片づけをちょこちょこっとしました。いよいよ なのだ〜。看護婦さんたちは「明日帰るのね、ナルちゃん..。寂しいわぁ。」と。看護婦のあるまじき言動なのかもしれません。患者はめでたく退院するのですから。でも、そう言われても私は全然イヤな気はしませんでした。そう言ってくださって嬉しいと言う気持の方が強いです。看護婦さんたちと楽しいお話しもいっぱいしたし、ナルちゃんは本当によく可愛がってもらいましたから。今日、明日で看護婦さん全員にお礼の言葉をいえないかもしれないのがちょと残念です。

いよいよ、ナルちゃんと我が家に帰れます。この病室を出て我が家に帰るのだけれどナルちゃん、びっくりしないかな、ちょっと心配。それより大どんでん返しで熱など噴かないでよね、おねがい。。。


2002年02月12日(火) [長年日記] この日を編集

_ [成ちゃん] 退院です

無事に朝を迎えました。今日のこの時を迎えるまであまり大喜びは出来ずに妙に緊張してドキドキしていました。朝のガーゼ交換、小児科の血液検査、精算を済ませ、いよいよ病室を出ます。小児科の先生も来てくださりご挨拶。最初はちょっと苦手な感じの先生だったけど(失礼!)今となってはああ見えて実は繊細な人だった(これまた失礼!)とわかり、また「なる〜、なる〜♪」と親しみを込めてナルちゃん事を読んでくださったりと、良い先生だったなぁと思っています。

ナースステーションに寄り、お世話になりました、のご挨拶。昼食時で揃っておられなかったけれど わざわざ休憩室まで休んでおられる看護婦さんまで呼びにいってくださいました。今日も相変わらずの明るい笑顔で見送ってくださいました。ナルちゃんは少々緊張気味。この3カ月、病室を出るときと言うと、手術か検査だったから今日もまた検査だと勘違いしてたのではないかな?違うの、お家に帰るのよ〜。

みなさんにご挨拶をしてエレベーターに乗り、車に乗ってもちょっと緊張気味にナルちゃん。お家に着くとなんとなく 「あぁ、ここか〜。」という感じだったのかな。周りを見回すような様子は見られましたが理解できたみたいでした。長い長い入院生活もやっと終わり。やっとお家。やっと4人が揃いました。なにはともあれ、こうでなくっちゃ。まだナルちゃんの体調は注意して経過を見ていかなければいけません。でもこうやって家にいることでなにか パワーを生み出せたり、なんでも乗り越えて行けそうなそんな源がここにはあるような気がしています。

励ましのメッセージ、応援を下さったみなさま、ほんとうにありがとうございました。おかげさまでたくさんのパワーを感じ、がんばることが出来ました。心から感謝しています。ありがとうございました。また ボチボチ、通常の生活ができるようにゆっくりとすすんでいきたいと思っています。そっと見守ってください。


2002年02月13日(水) [長年日記] この日を編集

_ [ブック] だいじょうぶ だいじょうぶ/いとうひろし/講談社

「だいじょうぶ、だいじょうぶ..。」入院中、ナルちゃんに声をかけ、自分にもずっと言い聞かせてきた言葉。これが題名となっている絵本を発見しました。吸い寄せられるようにその絵本を手にとって見るとなんてすてきな絵本。やさしい、やさしい、絵本。そして大事なことをたくさん教えてくれる絵本。いたわり、いつくしみ、おもいやり、おとなになるということ、じんせい、かぞく..。お年寄りと一緒の暮らしっていいですよね。本屋さんで見かけられたら絶対手にとってみてくださいね。「だいじょうぶ だいじょうぶ」 いとうひろし・作、絵 講談社

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2002年02月14日(木) [長年日記] この日を編集

_ バレンタインデー

きれいな花柄のパッケージに惹かれて選んだチョコ。無造作に部屋に置き忘れていたのでNOBさんに感づかれたかな..と思っていたけど 気付いていませんでした。男の人ってそんなことには無頓着なんでしょうかね。半分は私のお腹にもおさまりました。

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2002年02月15日(金) [長年日記] この日を編集

_ [春ちゃん] 気がかり

いろいろゴタゴタが続いた疲れか、それともやっと家族が揃った安堵感や甘えなのか、ハルちゃんの機嫌が超悪です。昨夜も寝ていない様子..。しばらくこの状態が続くかもしれません。ハルちゃんなりに溜めていたものがきっとあるはずでそれが爆発したと言うことでしょうか..。それに対応する私たちも大変なのですが ハルちゃんの気持ちも分かるので NOBさんも私もおおらかに受けとめる覚悟は出来ています。ゴンタハルちゃんに付き合いましょ。

_ [成ちゃん] 気がかりその2

ナルちゃんの胃ろうと空腸ろうのガーゼを取り替えるとジクジクが退院時よりひどくなっていました。ガーゼと言っても「エアーストリップ」という傷口にくっつかないと言う絆創膏のちょっと大きめのようなもので、退院時からそれを使っています。でもどうみても蒸れているようなので普通のガーゼに変えてみることにしました。胃ろうの方は特に手術で入れたときからずっと傷口はきれいで安心していたのに退院前に抜けないようにと糸で皮膚に縫いつけてエアーストリップを使うようになってからちょっと気がかりな様子になってしまったのです。

なんとか最初の様なきれいな状態にならないと この先しばらくは使わなければいけないのにこのままじゃお風呂にも入れません。大丈夫かな..。空腸ろうの方はいずれ抜けさえすれば問題は解決するはずです。現に回腸ろうの周りに盛っていた肉芽はチューブが抜けるとすぐに吸収されてしまいました。これはスゴイです。人間の体は良くできていると感心しました。退院はしたものの、まだこんな気がかりがあるのです。次の診察日にはなんとかなるかな。


2002年02月16日(土) [長年日記] この日を編集

_ [成ちゃん] 動きは良し

肝心のナルちゃんのその後のお腹の動きですが 今のところは良いようです。一回目の手術が11月5日でしたがその後、ずっとお腹の動きは順調です。入院中はオナラをする前にどこか違和感があるのか、痛みがあるのか、泣くことが多かったのですが今ではそれもおさまっているようです。癒着によるお腹の詰まりが怖いのですが今のところは大丈夫だろうと思っています。

それにしてもハデなオナラをするのには驚きます。相変わらす空気嚥下は多いのでしっかりそれが押し出されている感じ。便も一日おきに自力で出ているので良い感じ〜。このままずっと順調にいきますように...。ハルちゃんは今日も泣いて寝られない様子。エスクレ座薬も悲しいかな、効かない。参ったなぁ...。こっちも眠くてたまらない毎日なのになぁ...。

春間近のせいか、なにかおしゃれがしたくなってライトグリーンのカーデガンとワンピースを買っちゃいました。


2002年02月19日(火) [長年日記] この日を編集

_ 買い物好きです

最近テレビショッピングで良く紹介されているのはマルチサンドメーカー。電気製品で 食パンと具材をセットすればお手軽にホットサンドが出来るというもの。きつね色に焼けたホットサンドがとってもおいしそうで、野菜なんかもたっぷり挟めるし、栄養バランスも良いかな。ネット上でもビタントニオワッフル&ホットサンドメーカーを売っていますが さてどちらのものがいいのかなと思案中です。どちらがお勧めか、どなたか教えてくださればうれしいです。 http://www.furaipan.com/furaipan237.htmlか、 http://www.tvshopping.co.jp/です。

あと新型ミルサーもお茶葉が粉末にできるのでいいなぁ..。従来の型では口にツブツブ感が残るんですよね。そう、そう、圧力鍋もそろそろ買い換えたいのです。今までのはアルミ製でお鍋の表面がはげてきているのでちょと気持が悪いし。さてどれから手に入れようかな。

正直言って我が家は今、火の車です。入院費が予定外にたくさん要りましたから...。だから何でも欲しいままに手に入れるのはちょっと厳しいのです。でも欲しい気持を持つだけでも楽しめるものです。ま、そのうちほとぼりも冷めて なんであんなんが欲しかったのかな..って、思う時が来るかもしれないし。慌てて買わないことですね。


2002年02月20日(水) [長年日記] この日を編集

_ [成ちゃん] 患者の身になって!

さぁて、今日は待ちに待った、外科の診察日です。退院までに抜けなかった空腸ろうを今日は抜いてもらおうと勇んで出かけました。ところが主治医は手術が伸びていてナルちゃんの診察に出てこられないとのことでした。入院中も手術が伸びてナルちゃんのガーゼ交換になかなか来られなかったり、ナルちゃん自身の手術も3回とも緊急手術だったので 外科の先生がどんなに忙しくされているかは分かってはいましたが やはり残念でした。

代わりに診て頂いた先生は初めての先生。空腸ろうは抜いていただけるのかと尋ねると 主治医からは何も連絡を受けていないので抜かないでこれは主治医に抜いてもらいましょう、とのことでした。それなら連絡をとってもらえるのかと思いきや「では次は2週間後の水曜日でいいですか?」と。退院時に抜けると思っていた空腸ろうが抜けなくて それなら退院一週間後の今日には抜けるだろうと楽しみに来ているのに さらに2週間も付けていろと言うことですか!?だいたいその日に間違いなく主治医がおられるのだろうかと聞くと、それは分からないと。今日のように手術が伸びることもあるかもしれないって..。

なんやそら。そしたらまた知らない先生に「ではまた2週間後に主治医に抜いてもらってください。」と言われないとも限らない。それはないでしょ。その先生は「ここは主治医制ではないのでどの先生にもてもらうかはわからない、手術は伸びることもあるし..。」とか挙げ句の果てに「この病院は高度医療技術がうんぬん、かんぬん..。」とか やたらと「連絡が取れてないから。」とか言い出して私たちが求めている返事をいっこうにしてくれませんでした。

「主治医に間違いなく会えるようにして欲しいのです。」と言うとやっとのことで「それなら連絡をとって電話してもらいます。」と、なんではじめからそれが言えないのでしょう?先生同士で話をするのが億劫なのでしょうか?手術が伸びたことに文句を言うつもりはないのです。まったく患者の身になって考えてくれず、無責任な言動にはカチンと来たのでした。

帰ってから夕方に 診て欲しかった先生から電話が掛かってきました。無事に26日に診てもらう約束が出来ました。


2002年02月26日(火) [長年日記] この日を編集

_ [成ちゃん] 帰りの気持はとっても晴れやか

外科、小児科の診察に行きました。外科の主治医は手術などで忙しい先生なので家を出る前に約束通り電話で確認。先生は「予定通り来て下さい。」とのこと。そして無事、主治医の診察をうけることができました。やはり今までのなるちゃんの長い経過を把握してもらっているので話は早いし、こちらも安心感があります。

そして、そして、気がかりだった空腸ろう...。先生がそっと手にとってゆっくり引っ張られると そろりそろりと抜け出てきました。やったぁ!抜けたぁ!いつかは抜けるものなのだし、大喜びするのも大げさなのかもしれませんが 私たちにとってはとてもうれしいことなのです。先生もよかったですね、と言って下さいました。

こういうものなんだ、今まではまだそのタイミングが来ていなかったと言うことなのですね、先生が言われたように無理をしなくて良かったです。ちゃんと物事にはタイミングがあると言うことなんです。小児科ははるちゃんの定期診察となるちゃんの退院後の診察でした。入院中にお世話になった先生はなるちゃんが退院後も変わりなく順調に過ごせていると言うことを確認されてうれしそうにして下さいました。よかったなぁ、うれしいなぁ、きょうは。空腸ろうが抜けて本当に気持ちが晴れやかになりました。


2002年02月27日(水) [長年日記] この日を編集

_ お久しぶりのお雛様

ここ数年、出さずにしまい込んだままのお雛様。なるちゃんも無事に退院できたことだし、この先のはるちゃん、なるちゃんの成長の無事を祈らなくちゃと、今年こそはお雛様を出そうと思っていました。するとタイミング良く母から電話で「お雛さん、出すの、手伝いにいこか?」と。一人では何もかもほったらかして一日がかりの大仕事ですから手伝ってもらえれば助かります。

そんな訳でおかげ様で今年は立派に飾ることができました。「お内裏様にお雛様」、お久しぶりです。この日を待ちこがれていたことでしょうね。こうやって飾れたことで今年は春から縁起がいいぜ〜って言う気分です。良い春が来そうです。

_ [おはな] クリスマスローズ

20020227_0.jpg実家で咲いたクリスマスローズをガラスのコップにさしました。小ぶりだけど、いつもよりたくさん咲いたようです。うちのベランダのクリスマスローズも小さなつぼみを2つ、付けています。いつになったら咲くのかな〜?たのしみ。