2015年01月25日(日) [長年日記]
_ [ライブ]FLAMENCO FESTIVAL.12
娘たちがお世話になった先生がフラメンコの発表会に出られるというお知らせをいただき、出かけてきました。
会場は京都府立文化芸術会館。 開場前でしたが すでに長蛇の列でした。
会場内は満員。 お客様の中にはお久しぶりにお会いする方もおられました。 それも私がハンカチを落として、後から「落ちましたよ」と声をかけられ、「あ、すみません」とふとお顔を見ると「あら~まぁ~!」みたいな(^^) 楽しくて驚くような再開でした。
さて。 フラメンコですが、「吉良典城 アカデミア ダンサ フラメンカ」の発表会でした。 初めて見るフラメンコ。
バイラオーレス(踊り手)は講師のお二人を含めると18名、ギター2名、カンタオール(男性の歌い手)2名で 構成されていました。 一部と二部で全12曲、そのうち先生は4曲を踊られました。
踊りは指先の動きや しなやかな体の動き、ストールの優雅なさばきなどとても女性らしい反面、激しいステップやテンポだったり情熱的でもありました。
先生はスラリとされていて とても美しくてエレガント♪
そして どの方もとてもスタイルがよくて美しかったです。
きれいな方がフラメンコのレッスンをされているのか、それともレッスンをされているからきれいなのか・・?
年代もいろいろおられたようですが、どの方も美しくて、私も始めようかと思いたくなるほど。
曲ごとに変わるドレスも色もデザインも様々でうっとり。
フラメンコのギターも初めてでしたが 途中で爪のお手入れをされるほど テンポも早くて激しい演奏でした。 ナイロン弦が重厚感のある響きを出していました。
カンタオールの良く響く歌声は 時折 日本民謡のようにも聞こえてきました。
中にはまだ踊りの経験が浅いのかなと思われる方もおられましたが 皆さん懸命に披露される姿はどの方も素晴らしかった!
講師の吉良典城(きちらてんせい)さん、マリソルさんの踊りは圧巻でした。 すごい迫力で格好良かったです。
始終、見とれた素晴らしいステージでした。 良い機会をいただけて感謝です。
・・・ フラメンコの出会いと もうひとつ嬉しかったこと。
先生のフラメンコのお仲間のAさん。 先生がある時、わが家のホームページのコピーや、わが家の事が載った週刊紙の記事、私が中学生のみなさんに向けて書いた作文・・どれも娘たちのこと、子育てのことを綴ったものですが それをAさんに見せてくださったそうです。 そうしたらAさんが駅で いくつもの電車を見送りながら全部読んでくださって、涙してくださったとのこと。 読み終えたら、それは愛情に溢れていて幸せな気持ちでいっぱいになったと言ってくださったとのこと。
そう言ってくださったAさんと、このステージ終了後に初めてお会いすることが出来ました。
お会いすると言っても、Aさんの優しさを感じた私はお顔を合わせて「ありがとうございました」「きれいでした」と言うのが精一杯で あとは涙が出て言葉が出ませんでした。 たぶんAさんも同じ様な状況でおられたようでお言葉はなく お互い涙しながら握手しただけで会場を後にしました。
先生と、春ちゃん成ちゃんが またこんな出会いと嬉しい気持ちを運んでくれました。
人生での喜びは 人と人との出会いや繋がりの中の共感と言うところにたくさんあるように思いました。
初めて見た美しいフラメンコ。 私の背筋も伸びたような気がしました。
様々な良い出会いが良い刺激になります。 心を動かされるものとの出会いを求めて ジャンルを問わず見たり聴いたり・・そんな経験をたくさんしたいと思いました。