2001年06月01日(金) [長年日記]
_ [はるなる] 進路週間
進路講話があると言うことで学校へ出かけました。講師は「京都府保健福祉部障害者保健福祉課育成係長」をお招きして。(なんて長い肩書きだ...)内容は「社会福祉基礎構造改革について」である...(@_@)要するに 今まで行政が障害者サービスを決定してきた「措置制度」が 新たに「支援費制度」に変わると言う話。平成15年4月1日施行の予定で 詳細については「...検討を進めてまいりたい。」「今後検討することとしている。」がほとんどで まだよくわからない状態でした。なんだか難しい言葉が多くてわかるようなわからないような...そんな講話でした。その後は 高等部の進路週間についての説明がありました。6月に「進路週間」と称して 卒業後の進路を考え 実習を行い その中で子どもがどんな力を発揮できるかを知る、と言う機会なのです。高等部の生徒たちが 作業所や施設などに出向いて実習を行います。ハルちゃんもまだ見学に行ったことのない施設から見学して実習させてもらおうと思っています。さて 全く初めての環境の中でどんな力を見せてくれるか楽しみ...。それにしても もう卒業後の進路のことを真剣に考えなければいけない時が来たのです。今はまだ高等部1年ですが3年間なんてきっとアッと言う間でしょうねぇ...。もうすでに、淋しいような、名残惜しいような気持ちになってしまいます。なんだかんだ言っても学校は居心地いいもの...。
2001年06月02日(土) [長年日記]
_ [成ちゃん] お天気は良いのだけど
ハルちゃんナルちゃんを学校へ送りだした後 買い物へ。今日は土曜日だから忙しい〜。家まで帰るほどの時間はなく 昼食も適当に見繕って買っておきました。バタバタと買い物を済ませて学校へ迎えに行き、家へ。昼食を終えてホッと一息。今日はお天気も良いので 気分も明るいしあれこれしたいことはたくさんあります。まだ片づけられていない冬物をしまったり、睡眠不足解消のために昼寝をしたり、読みかけの本をじっくり読んだり、お料理も手間をかけて作りたい...。でも〜...今日もやっぱりナルちゃんの機嫌が悪いのです。ハルちゃんは昼食後はさっさとお昼寝。ナルちゃんもお姉ちゃんと一緒にグ〜ッスリ眠ってくれればいいのになぁ...。抱っこしていればおとなしくしてるんだけど、「ハイ、寝ましょ。」って床に寝させると泣き出してしまいます。結局夕飯の支度も思うようにできず、ダラダラと時間が過ぎてしまいました。自分の楽しみにとあれこれ思っていることもちっともできず、読みたいと買った本も読めずに部屋の片隅に積んだまま...。「買ったって、読む時間が無い。」と思うと虚しい...。でも、ナルちゃんはどうしたら機嫌良く過ごしてくれるのかなぁ...?言葉で教えてくれたらどんなに嬉しいことか...。いくらでも抱っこはしてあげるけど、ちょっとくらい、一人でお利口にしてよね...。
2001年06月03日(日) [長年日記]
_ [おはな] なんの花?
午前中は近くまで買い物へ。午後、子どもたちがウトウト眠りはじめたので 夫に子どもたちを頼んで私は車で15分ほどの実家へ出かけました。タキイ種苗の花のカタログの夏秋号が届いたので母と一緒に見ました。年に2回、カタログが届くのですが そのたびに新種が出ていたりしてなかなか楽しめます。たくさんの花たちを見ているとどれもこれもほしくなってしまいますが、なんと言っても「なんちゃってガーデナー」の私のことですから欲張りは禁物。少しの種類を 大切に育てて行こうと思います。..とは言っても 珍しいパンジーやチューリップの球根、それとつるバラなどが欲しいなぁ..と考え中。パンジーは12株でワンセットなので母と半分ずつの6株ずつ分けることに話はまとまりました。あとは...むふふ、もうちょっとよく考えて楽しむことにします。
これはなんの花でしょう...?背丈は1メートルくらい。お花の大きさは直径が7〜8cm。よく食べる野菜の花です。根菜です。でも 普通は目にすることは無いと思います。答えは...また明日〜。お楽しみに〜。
2001年06月04日(月) [長年日記]
_ [成ちゃん] さて、ナルちゃんですが
学校に迎えに行くと先生が「今日のナルちゃん、はなまるでした〜。」と嬉しいお言葉。訓練も給食も取り組みもゆったりと落ち着いてできたようです。だんだん調子が出てきたかな...。うれしい、うれしい!でもねぇ、家に帰ると機嫌がわるい...(T_T)なんでやねん...。寝たな、と思ってもほんの10分ほどで起きて グズグズ言います。ナルちゃんなりに訳があるのだろうと、私も最近は大人になって(今頃かー!)じっくりお付き合いするのですが それがあとあと、私の就寝時間に響いてくるので辛いです。子どもたちが就寝したら 私も同時にドッと一日の疲れが出てきてもう頭はぼんやり、「あ〜、せめて子どもたちの明日の準備だけでもしなければ..。」と思いつつ、瞼はしっかり閉じてしまうのです。ふと気が付くと夜中の1時。さてこれから明日の準備だ〜。もう、流しの中の洗い物はや〜め〜。体に悪い毎日だこと、もっと要領よくこなさなければ...。
2001年06月05日(火) [長年日記]
_ [成ちゃん] 気
ハルちゃんは学校へ ナルちゃんは鍼へ。今日もまずは 足や手、背中のツボへ先生が小児鍼で チョンチョンとつついてくださってその後レーザー鍼をしました。ナルちゃんがしてもらう鍼は 小児用の鍼で ほんとうに細い細い鍼で髪の毛くらいの太さかな。皮膚の硬い大人に打とうとすれば曲がってしまいそうなくらいです。そんな鍼で ツボをチョンチョンとつつく感じです。鍼が太かったり、または奥まで刺すと効き過ぎることがあるからだそうです。でも これでナルちゃんには充分効き目があって、ヒョイとナルちゃんを抱き上げた感じがずいぶん軽いです。不思議だ...。あれなら 私が家で真似できそうな気がするのですが たぶん私がしても効き目は無いのでしょうね。(当たり前か...)鍼をしてくださる先生の手から「気」か、何か不思議なパワーが出ているのではないかな、なんて思うのです。先生の手は患者の脈をとったり体を触れたりすることで その人の体調がそれこそ、手に取るようにわかるようです。それに、見るからに優しそうで温かそうで触れてもらえば気持ちよさそうな、そんな手をされています。これこそ「手当」なんですね。先生の積み重ねてこられた年月や経験や、修行って言うのかな、そんなものを先生の手から感じます。私も小さい頃に手の平を合わせると 手のひらがジ〜ンとしてきて 両手の間にまるで磁石が反発でもしているような、そんなヘンな感じがしたことがよくありました。いつの間にかそんな感覚も無くなってしまったのですが きっとアレは「気」を感じていたんだろう、と信じて疑っていません。もう一度「気」のパワーを持つ(発揮する)ことができれば 子どもたちにパワーを送って元気にしてあげることができるかなぁ...。
2001年06月06日(水) [長年日記]
_ [春ちゃん] ちっちゃいブレーキをかけながら...
高等部1年生になったハルちゃん、今年も寄宿舎体験入舎があるのですがなんと高等部になると今までのような1週間ではなくて4週間入舎できるのです!場合によっては2週間に区切ることもできるようですが 2週間ならすでにNOBさんの入院時やナルちゃんの入院時に体験済みなので やはり4週間にチャレンジします。今日はその入舎にあたり 寄宿舎の先生と打ち合わせ。一番の気がかりは「睡眠」。昼寝や夜の睡眠はハルちゃんの生活リズムを大きく左右します。「いつものように寝られること」がとても大事なんです。場所が変わってもいつものように寝られて、また ちょっとくらい眠れないことがあっても自分でなんとか崩れをコントロールできる力を付けて欲しいなぁ...そんな風に思います。今回も睡眠鎮静剤のお世話になりながら なんとか過ごすことになるかも知れませんが 先生方と相談しながら例え崩れることがあっても上手く乗り切りたいです。寄宿舎ともなれば家のように静かな環境では無いはずですが せっかくの寄宿舎、お友達との交流もたっぷりして欲しいし、寄宿舎ならではの刺激もハルちゃん自身で上手に受け止めながら 存分に楽しんで欲しいです。先生は寄宿舎でハルちゃんがいろんな経験がいっぱいできること、楽しむことを先生御自身も楽しみにしてくださっているようです。「ちっちゃいブレーキをかけながら、いろいろ楽しみます。」と言ってくださいました。走りっぱなしでは危ないけれど、「ちっちゃいブレーキ」と言って下さったので今回も安心して入舎できそうです。
2001年06月07日(木) [長年日記]
_ 小梅
おばあちゃん(実家の母)が来てくれました。実家で実った小梅、約2キロを持って。よく熟した小梅ですが これを梅干しにすると柔らかくできるのだそうです。我が家はカリカリより 柔らかい梅干しが好きなんです。とりあえず新聞の上にコロコロと小梅を広げました。すると部屋中が小梅のちょっと甘い、いい香り。まずは 塩漬けから。あ、容器と、重しと、塩ももう無くなるんだった...買ってこなくちゃ。
2001年06月08日(金) [長年日記]
_ なにがおこった?
テレビを付けるとなに?いったい何があったの?ニュース番組では 画面に並んだ数人の名前と年齢。6才..7才...子どもばっかり...。遠足のバスが事故にでも会ったのか...?最初はそう思いました...と言うか、できれば事件より事故であったほうが なにか救われるような気がしてそう思いたかったのかもしれません。でもだんだんと事の真相がハッキリしてくると 恐怖と悲しみと驚きがゴッチャになりました。どうしよう...うちの子ども達がそんなことに巻き込まれたらどうしよう...。そんな恐怖。なんで?なんでそんな恐ろしい事ができるのか?何がそうさせたのか?まだ何がなんだかわからないけど、小学生の子どもたちが可哀想、どんなに恐かったことか...どんなに親御さんはショックだったことか...。子どもの誕生を喜び、一喜一憂しながらも誰もが大事に大事に今日までお子さんを育てて来られたはず。小さな手、小さな足、名前、子どもが発した言葉、まなざし、仕草...かけがえのない愛の対象が傷つけられてしまった衝撃はいったいどんなだったでしょう...。この事件にかぎらず住みにくくなってしまった世の中。恐い事件が起こってしまうのは何が悪いのか?昔につみ取ってしまうべきだった小さな悪の芽が今やおそし、どうにも刈り取ることができなくなってしまうほど根深く複雑に絡み合いながら大きくなってしまったような気がします。
2001年06月09日(土) [長年日記]
_ 実家の味
何を隠そう、我が家は「地域に密着、町の水道屋さん♪(なぜに音符...?)」なのです。今日は私の実家のパッキンの交換に行きました。私が修理するわけではなくて 夫のNOBさんが...です。それに便乗して私と子どもたちも実家へ...と言うわけ。ちょうどお昼という時間帯でもあって、今日のお昼は実家でいただくこととなりました。実家でこうやってごはんをいただくのは久しぶりかな。ぶりの照り焼き 菜っぱと豚肉の炊いたん、豆腐とジャガイモのおみそ汁、新じゃがのサラダ、梅干し、大根おろし、ツタンカーメンのえんどう豆ごはん(知ってます?)etc。母は「なんにも無いけど...こんなんで...。」と言いながらふるまってくれました。野菜類はほとんどが実家で細々と栽培した物でなんと言っても新鮮で、母が育ててくれた野菜と言うそれだけでも充分なご馳走でした。なんだか日頃、何を食べてるのぉ〜?と言われそうなくらいに「おいしい、おいしい。」を連発してしまいました。すごいご馳走ではないけれど、こういうお野菜たっぷりの素朴な食事はさすが母..私は日頃子どもに手がかかるからと、ちょっと手を抜きすぎていなかったかな..?と自分を省みたのでした。おいしいお総菜、がんばってつくろうっと!帰りには おおきな新じゃがをもらって帰り、早速蒸かしてバターや塩をつけて食べました。アツアツ、ホクホクでした。
2001年06月11日(月) [長年日記]
_ [春ちゃん] ハルちゃんの施設体験
快晴!気持ちいい青い空!学校では進路週間と称して 施設へ体験入所します。ハルちゃんは今日と明日、通所施設の「さわらびの家・友岡」という所へ体験入所しました。小さなこじんまりとした施設でお世辞にも設備の整った...とは言い難い所です。でも 中に入ってみなさんと一緒に過ごすと なんて居心地の良い所だこと。指導員さんは 明るくて優しい感じだし 通所者のみなさんは ゆったりのんびりとすごしておられました。今日の活動は 午前中にお買い物、昼食後はゆったりすごし、その後は 本や紙芝居などで過ごしていました。担任の先生と一緒だとは言え、ハルちゃんにしてみれば全く初めてのなれない場所。でも 緊張することもなく過ごせました。お気に入りの本まで見つけました。ちなみにのんたんシリーズの「あかんべノンタン」です。「たったか たったか たったかたー。」と言うところが好きみたい。母はこの本、買おうと決めた!そんな楽しい体験入所の第一日目が終わりました。明日は調理をするのだとか、楽しみです。
2001年06月12日(火) [長年日記]
_ [春ちゃん] 快晴も二日目
さわらびの家体験、二日目。午前は調理 午後はマーブリングでした。紙にマーブル模様を写し取る、アレです。(わかったかなぁ。。。)通所者の中には ハルちゃんよりず〜っと年上のお兄さんもおられます。いや、お兄さんと言うより、「おじさん」かな。お父さんと同じ年の方もおられるし。そんな年上のお兄さま方は 小さなハルちゃんに熱い視線を送ってくれます。どうやら 小さなハルちゃんのことが危なっかしげで 心配で仕方ない、と言った感じです。でも、大丈夫、ハルちゃんは今日もマイペースで さわらびさんでの一日を楽しく過ごすことができました。和やかなムードに母までも調子に乗ってべらべらおしゃべりして楽しんでしまいました。マーブリングのうちわとハガキは後日に届けます、とのことでした。嬉しいな。こんな調子で無事に体験入所は終わりました。まぁ、もちろん今すぐ何かを決めると言うことではないのですが 私としてはハルちゃんにとってどうだったかと言うことを一番に考えるとまずまずの感触だったと思います。毎日重い障害を持った人たちが通う施設として 行政がもっと目を向けて積極的に関わってくれればいいのになぁと言う感想も持ちました。そのためには私たちの努力(訴え)が不可欠なのです、いつもそうなんだけどね...。
あぁ、それにしても 昨日も今日もいいお天気だ...。
2001年06月14日(木) [長年日記]
_ [ブック] 自分の心を満たす31の方法/中野裕弓/大和出版
日頃私は何かにつけて「もっと、もっと...」と いろんな事を求めすぎだろうか、満たされないと思っていても実は気が付かない事で満たされていることがあるのかもしれない、またもっと満たされるためにはどうしたらいいのだろう?...そんな思いで手に取った一冊でした。文章からは著者の明るい性格やパワーが伝わってきました。やはり肝心なのは考え方。考え方を上手に操ることができればきっと誰だっていきいきと生きていくことができるんです。「人の思いは人の物。」「毎日実行する心を満たす10のメニュー」「思えば叶う。」「大丈夫、人は絶対死ねるんだから。」...私にとってこんな言葉が心に残りました。「死ねるんだから。」というのはちょと過激な感じですが 人は誰だって生まれた以上、毎日「死」という卒業に向かって歩いている。死があるから毎日を宝物のように生きていくことができる、どんな悩みがあったって、いつかは寿命をまっとうして卒業できる...と言うことなのです。死は恐ろしいと言う観念で生きていくのと このように捉えるのとではまた生き方が違っていくような気がします。あと、一貫して書かれているのは 「内側の声を聞きなさい。」と言うこと。これって実は難しい。これができれば私はものすごく満たされるのかも...。
2001年06月15日(金) [長年日記]
_ [春ちゃん] あの日の色
ふと気が付けば ハルちゃんの着る服がどれもこれも小さい。いつの間にか グンと身長が伸びたようです。25日から寄宿舎の体験入舎が始まるのでそれまでに少し大きめの服を買っておかなくちゃと、買い物に行くことにしました。最初はデパートに行くつもりでしたが おっと、待てよ!とにかく数が欲しい、デパートで数多く買っていては身が持たないぞ。と言うことで行き先は 大型スーパーへと変更。おかげで倍ほどは買い物できたかな。相変わらず私の趣味でピンクや赤など明るい色ばかりを選んでしまいましたが やはりだんだんと可愛い服から お姉さんらしい服やカッコイイ服へと移り変わってきました。そうやねぇ、高校一年やもんねぇ...しみじみ..。一応寄宿舎対策(?)の買い物は無事にすませることができました。
子どもたちを迎えに学校へ行ってみると 先日ハルちゃんが施設体験でお世話になった「さわらびの家」の方が来ておられました。あのときにマーブリングした和紙をハガキとうちわに仕上げて届けてくださったのでした。うちわの色は あの日のハルちゃんのTシャツのブルーと車いすのピンク、そしてハガキの黄色とオレンジは 私のシャツの色だったのですよ。いい思いでの作品となりました。さわらびの家のみなさん、ありがとう!
2001年06月16日(土) [長年日記]
_ エアコン掃除です
そろそろエアコンを入れたくなる季節になってきました。その前に今年は業者の方にエアコンの掃除をお願いすることにしました。そして今日がお掃除の日。その間子どもたちと私はおばあちゃんの家に避難することにしました。お昼ごはん付き...(^_^)v。今日のメインは「新タマネギのミンチ詰め」とでも言うのかな。タマネギの中身をくり抜いてミンチを詰めて甘辛く煮たもの。新タマネギの甘さと柔らかさがたまりません!ハルちゃんナルちゃんもおいしそうに食べていました。お昼ごはんの後は自然と眠気が...。ハルちゃんは誰より早くウトウト...。ハルちゃんの場合はいつでもどこでも寝ちゃう人ですけど、今日はいつもはやかましいナルちゃんもウトウト..。おばあちゃんの家は静かだし、風が気持ちよく家の中を通り抜けるし、お昼寝するには最高。いつになく落ち着いた様子のナルちゃんでした。あぁ〜、私だけでも毎日お昼寝に通いたいくらいです。
2001年06月17日(日) [長年日記]
_ [はるなる] ちょっと眠れるようになりました
朝が早かったり 夜中にグズグズ言ったり..。ナルちゃんと寝ている私はまともに睡眠がとれず困っていましたが 最近はNOBさんが替わってナルちゃんと寝てくれています。そして私はハルちゃんと寝ているのですが いつもハルちゃんは朝までおとなしく寝てくれるので私はなんとかよく眠れるようになりました。ナルちゃんとNOBさんチームはどうかというと なんとこのお二人も静かに寝ているみたい...。私とだったら愚図るナルちゃん、NOBさんとだったらおとなしく眠るんですよね〜、なんででしょ。相性なのか、NOBさんの持つ雰囲気が穏やかさがいいんでしょうかね。まぁ とりあえずはみんなが平和に眠れることができるようになって ちょとめでたしであります。。。
2001年06月18日(月) [長年日記]
_ [成ちゃん] 胃ろうって?
今日はナルちゃんの参観日。教室の様子や訓練の様子を参観し、クラス懇談。と言ってもクラスメイトは3人でそのうちの1人は欠席だから2人。懇談途中でもう1人も帰ってしまわれたから 個人懇談となってしまったのでした。最近のナルちゃん、なんとか少しづつクラスにも慣れてきたかな..先生もナルちゃんのことわかってきて下さったかな...。少しづつ少しづつうまく歯車がかみ合ってきたかな...。
「胃ろう」...何らかの理由で口から栄養をとれなかったり また鼻注などもできない場合に胃に穴をあけてそこから栄養をとる方法を言います。最近身の回りに胃ろうをされてる人、また仲のいい友だち(ナルちゃんの)がこれからするかもしれないと言う話を聞いたもので ちょっと気になりだしました。我が家には全く関係ない話だと思いこんでいたのですが 長期にわたって経管栄養をしていると二次障害として胃食道逆流症を起こし、重度になると胃ろうが必要になるのだそうです。と言うことはナルちゃんも経管栄養をしていますから全く関係ない話ではないのです...ドキッ...。でもよくよく先生方の話を聞いてみますと なんと言っても本人にとって、チューブの煩わしさから解放されることが一番のメリットでしょうか、 また胃ろうチューブの管理は以外と簡単なようです。手術も短時間でできるようです。気がかりなのは 手術の時の全身麻酔...。手術さえうまく乗り切れば以外と楽なものなんだ、と言う印象に変わってきました。実際に今年は胃ろうをされている一年生の女の子が入学されて来たという事で その子の様子を見せてもらいましたが 特にそのチューブが煩わしい様子はなく 鼻注の時にはたくさん出ていた痰がすっかり減ったと言うことでした。鼻注から解放されたせいか 入学前の心配はどこへやら、とっても元気なのだそうです。そんな話を聞いて そんな手もあるんだな、鼻注から解放されるのが何よりも魅力だな、と最初に胃ろうに抱いていた印象が一変してしまいました。早速にどうこうするつもりはありませんが、いざとなればこんな方法もあるさ!と言う強みでしょうか、そんなものを得ることができました。でも ナルちゃんの場合はイレウスというクセ..とでも言うのでしょうか、そのため 手術によって悪影響を受けないかと言うことが心配です...。まぁ今はあんまり深刻に考えるのはよしましょう、こんな方法もあるんだ、と言うことに留めておきます。
2001年06月20日(水) [長年日記]
_ [おはな] 病院への道
小児科定期診察。病院までの道すがら 家々のお庭の花を見るのが楽しいです。紫陽花はそろそろオシマイかな。今度はオレンジ色の花が目に付くけれど名前はわかりません。そうオレンジの花の一つには ザクロがあります。とても鮮やかなオレンジ。京大の農場も立派な木がたくさんあって緑が豊かでとてもきれい。農場の梨の木ももうすでに実を付ける準備をしています。立ち並んだイチョウも知らないうちに緑の葉っぱをいっぱい付けています。毎年、毎年、何度も何度も同じ営みを誰に教えてもらうこともなくきちんと忘れずに繰り返す。すごいですね、DNAに組み込まれた記憶はいつからいつまで繰り返されるんでしょうか。病院までの道を通っていて残念なのは「バラの館」と勝手に読んでいたお庭がなくなってしまったこと。少しだけならバラは残っているんですが 前のような見事さはないのです。ひとつ楽しみがなくなりました。
2001年06月21日(木) [長年日記]
_ しまった!
昨日のテレビを一つ見忘れた!ある番組で「腎臓結石について」を特集していたんです。夏には発作が多いこの病気。何を隠そうNOBさんは発作を2度ほど起こしているのです。だから夏の過ごし方をチェックしておこうと思っていたんだ〜...だのに忘れちゃいました。おそらく 夏の間は特に水分を多くとるように、と言うことだとテレビの内容の予想はつくんですが...。結石をお持ちの皆様、夏は水分をしっかりとりましょうねー。
_ [成ちゃん] かみさま、おねがい!
夕方からナルちゃんのお腹が気になり出しました。ちょっと大きいぞ、その上オナラが出ていないぞ...。夕飯を半分ほどすませましたが やはりこれはやばいと思い、食事は中断しました。軽くマッサージをしても浣腸をしても変わらない。う〜〜〜ん、困った....。でもお腹の張り方はさほどひどくはなかったので 病院へ行くかどうかはさんざん迷いました。私の見た感じではなんとか朝までに治まるのではないか、と思いました。でも治まったとしても お腹は休ませてあげなければいけないので絶食です。そうなると明日はどっちにしても点滴を受けに病院へ行かなければ...。結局、じっと様子を見ていました。時々はお腹がギュルギュル動いているのですがナルちゃんは時々お腹が痛む様子。またもや祈るような苦しい夜となってしまいました。お腹を軽くマッサージしたり浣腸をしたり、ツボを押したり...。神様〜、どうか〜、ナルちゃんのお腹を治してください〜。
2001年06月22日(金) [長年日記]
_ [成ちゃん] 長かったけど
昨夜はお腹が痛くて苦しんだナルちゃん。でも早朝4時半頃からオナラが出始め一安心。だんだんとお腹の張りもひいてきたし、痛みも治まったらしくナルちゃんも静かに寝られるようになりました。よかったぁ。。。でも 今日は絶食してお腹を休めるために点滴に行きました。たっぷり、じっくり点滴をしてもらおうと覚悟を決めて。先生も最初は200ccのおつもりだったようですがやはり500ccしておこう...と。2時頃から点滴を初めて 終わったのが5時頃。いや〜、疲れた。でもナルちゃんが泣かないでおとなしくしていてくれたことが何より嬉しいです。「泣いたらどうしよう..泣いたらよけいに点滴が落ちなくなって時間がかかるなぁ。」などと最初はちょっと恐れていたのですが、なんの、なんの、お利口ナルちゃんでした。おかげで点滴をしているナルちゃんの傍らで「お買い物日記」谷村志穂・飛田和緒・集英社文庫、をほぼ読み終えることができました。性格の違う志穂さんと和緒先生とのやりとりがおかしいのです。紹介されているモノ達はそれなりに紹介されている訳があって納得。
あぁ、それにしても長いけど点滴だけですんでよかったわ...。入院となったらまたもや大変だもの..。あぁ、よかった、よかった。
2001年06月23日(土) [長年日記]
_ 昨日は約束をしてたんだよねー...
あ〜ぁ、今日はナルちゃんが機嫌超ワルで 何もできませんでした。そうそう、昨日はほんとうは高校時代の友だちと久しぶりに会う約束をしてたんだけどね...。もう10年以上あってないからとっても楽しみでした。。。でも仕方ないですね、またあらためて約束しようと思います。月曜日から ハルちゃんがなんと4週間、寄宿舎に体験入舎するのです。その準備をしておきたかったんだけどなぁ、どうもナルちゃんのご機嫌が麗しくなくって。明日 NOBさんに子どもたちを見てもらって、私は荷物の準備にいそしむことにしましょう。ナルちゃんのお腹が元気なのがなによりです。そう、それが一番。
2001年06月24日(日) [長年日記]
_ [春ちゃん] 寄宿舎の用意で大忙し
明日から4週間、ハルちゃんは寄宿舎体験入舎します。今日はそのための荷物の準備で大忙し。4週間と言っても週末には帰ってきますので1週間分の荷物を目安に用意をしました。お洗濯は寄宿舎でしてくださるので助かりますが 寝具や普段使っているハルちゃんの身の回りのものを全て持って行かなくてはいけないので大変です。食事用のエプロンもだんだんとくたびれてきたので おばあちゃんに作ってもらいました。おばあちゃん作の新しいエプロンもカバンに詰めて...。まぁ、忘れ物があっても 遠いところへ合宿に行くわけではなく、すぐに届けられるので気分的には楽です。気がかりなのはちょっと最近痰が絡みやすかったり、表情が乏しくなっていて笑顔が少なかったと言うこと。どうか、体調を崩すことなく楽しい経験をしてきて欲しい、そう願います。
_ ともだち
夕方、私の友だちが来てくれました。嵐山のパン屋さん、マルシェの天然酵母のパンや 鞍馬のわらび餅(お店の名前を忘れてしまった)、お酒の化粧水、などのおみやげを持ってきてくれました。一緒に焼きそばを食べながら あれこれ楽しい話やシビアな話やら...。時々忘れずにこうやって訪ねてくれることが嬉しいです。
2001年06月25日(月) [長年日記]
_ [春ちゃん] ハルちゃんの入舎
今日からハルちゃんは学校にある寄宿舎に体験のため、4週間入舎します。4週間と言っても週末には帰ってきますが こんなに長く家を離れるのは当然、初めてです。荷物は 朝の登校の時に半分と、ナルちゃんをお迎えに行ったときに残りを寄宿舎へ運び込みました。お布団や着替えやタオルや、身の回りの必要な物をどっさり運びました。寄宿舎は学校と廊下続きで 教室から表へ出ることなく舎の方へ行くことができます。寄宿舎に荷物を運び込んだときに 下校してきたハルちゃんに会いましたが もう一つ表情がパッとしません。担任の先生のお話によると今日はメソメソすることが多かったのだとか...。入舎の第一日目からこれか〜...とちょっと不安になりました。でも、寄宿舎は何度も経験が有るし、先生方もハルちゃんのことはよくわかってくださっているので 信頼してお任せしました。先が長いので無理しないで ハルちゃんのペースで過ごして慣れていって欲しいなぁと思います。
家ではいつもはハルちゃん担当(いつの間にか担当が決まってしまった)のNOBさんはゆっくり夕飯を食べてのんびりできたようです。ナルちゃんは相変わらずの様子なので ナルちゃん担当の私は相変わらずの慌ただしさでした。 ハルちゃんはどうしてるかなぁ?昼間のちょっとさえない表情が気がかりです。
2001年06月26日(火) [長年日記]
_ [はるなる] おりこう損
昨夜、寄宿舎から連絡があり ハルちゃんが寝ないとのこと...。昨日の昼間はちょっと表情がさえなかったからなぁ、やっぱりという感じ。まだ先は長いので今夜はお薬を使ってもらうようにお願いしました。大崩れしないように早めの対処です。
ハルちゃんは普段は家で私の手を煩わせることなく お利口さんにしていてくれます。手がかかるのはナルちゃんで どうしても私はナルちゃんばかりに関わってしまって 可哀想だなと思いながらハルちゃんに対しては「「ちょっと待ってね。ごめんね。」という対応になってしまいます。NOBさんが仕事から帰ってきたときはと言うと ハルちゃんにしてみれば「あ、お父さんが帰ってきた!」なのですが、喜びもつかの間、お父さんはナルちゃんのゴンタさんにお付き合い...ハルちゃんは「おりこう損」なのです。そんなハルちゃん、寄宿舎直前にはちょっとさえない表情だったのにゆっくりかかわってもらえないままに入舎となりました。ハルちゃんにしてみれば なんで調子がイマイチの時なのに入舎なんだろうと 合点がいかなかったのではないかな?でもよ〜く考えてみれば 寄宿舎だと先生もお友達もいつも一緒。家よりずっと楽しいはず。そう考えると環境の変化さえなんとかクリアすれば楽しくて 規則正しい生活を送れます。家では面白くないし 生活も見直さなければならないことばかり、なんだかなぁ...ごめんね...です。いつも寄宿舎入舎の後は体重が増えていることからもそれはわかります..。う〜ん、ちょっと立場ないぞ...。でも、ま、気付かせてもらったことは真摯に受け止めて改善に努めることにしましょ。
2001年06月27日(水) [長年日記]
_ エアコン対策
エアコンを入れる季節となりましたねぇ。でも冷えすぎて体がだるくなるしあまり好きではありません。でもこの暑さに扇風機だけで対抗する勇気もないし...。エアコンの室外機で世間の気温が上がり、地球温暖化にさらに拍車をかけているんでしょうね。あの熱風、各家庭から、大きなビルから、あちこちから吹き出していると思うとそりゃ、世の中暑いはず...。暑けりゃ、さらにエアコンブンブンです、これは悪循環てヤツですな...。
ところで夜中にエアコンつけたり消したりしながら寝ていると 朝、起きたときに足腰がだるかったりしません?これって不快やなぁ...ってこぼしていたらNOBさんが良いことを教えてくれました。前から言っていたけれど、そう大した悩みでもなかったので特に気にも留めていなかったのですが さすがに体をいたわらなければいけない年齢ですから ちょっと試してみました。それは 足首からふくらはぎを冷やさないように寝ること、方法は古くなった靴下の先だけを切り落として、それを履いて寝るのです。早速古くなったハイソックスの先を切り落として履いて寝てみるとなるほど、だるさは気にならなくなりました。だいたい夏はお腹にはタオルケットなどを掛けて寝ますが 足は出したままなので冷えているのでしょう、でもこの靴下をはけば安心です。我が家にはNOBさんとハルちゃんとナルちゃんと私の、先のちょん切った靴下が散らばっています...。
2001年06月28日(木) [長年日記]
_ 明日は楽しみ!
ナルちゃん、痰が多めなので今日はお休み。なんてったって、明日は合宿!学校で一泊するので今日は大事をとって休養です。明日、ナルちゃんが元気に合宿に参加できれば ハルちゃんも今、寄宿舎に入舎中ですから 昼間は迎えの時間を気にしなくてすむし、夜もゆっくりお食事にでもでかけようかしら..と普段できない楽しみがいっぱい。どうかな〜、ナルちゃんも元気に参加できるかな〜。いやいや、できる、できる!ナルちゃんもお友達や先生と楽しい合宿が待ってるよ〜、うれしいねぇ〜。
2001年06月29日(金) [長年日記]
_ [成ちゃん] ご満悦のわたし
「うわ♪なにしよ〜?どうしよ〜?」と思っているうちにどんどん時間が経っていきます。合宿に行ったナルちゃんの様子を見に行く夕方まで私の自由な時間ができたのです〜。もし体調が悪くて合宿に参加できなくても仕方ないわ、と覚悟もしていたものだから特に予定もたてていませんでした。でも嬉しいことにナルちゃんは合宿へ。さて 私はどうしよう、日頃できない家の中の整理整頓を一気にしようか、それともひたすら眠ろうか、せっかくだからデパートに行って買い物して大好きな本屋さんで時間をたっぷり使おうか...全てはできないから さんざん悩んだあげく、買い物に出かけることにしました。お迎えの時間を気にしなくていいというのはなんて嬉しいんでしょう。特に買い物の目的もなくウロウロしてやっぱり行き着くのは本屋さん。そうそう、友和さんが出演されるTVドラマ「氷点」が始まるんだった!学生の時に読んだ本があったはずなのですが もう一度読もうと思って探しても見つからず 買いたいと思っていたのを思い出しました。他に服やビーズのアクセサリーなども欲しいなぁと横目で眺めながらもまだ入院貧乏を引きずっていることを思い出し、グッとこらえて帰ったのでした。
夕飯はNOBさんと外食。ハルちゃんナルちゃんが今回のようにタイミング良く揃っていないときに出かけるレストランはいつも「かも川」というフランス割烹のお店。少しづつ盛られた品数の多いお料理。品数がたくさん食べられるのが私のお気に入り。今日はハモのせコンソメゼリー・海の幸のマリネ・牛肉の刺身・甘鯛のグラタン・ホタテのコキール・ラタトゥユ・フォアグラソテー・トマトスープ・サラダ・ヒレ肉ステーキ・ごはん・漬け物・コーヒー・ケーキ。どうです〜?いいでしょう〜?10組ばかり座れる店内は私たちだけで 目の前で調理してくれるシェフとのお話も弾みます。萬養軒がなくなった話、祇園界隈の裏事情など 興味有る話も飛び出しました。
ナルちゃんは結局 夕方に痰が多くてしんどそうなので無理せず、帰ることにしました。泊まれれば言うことなかったんですが 一番楽しみにしていた(わたしが デス(^^;))お食事は満喫できたので悔いはないです。エヘヘ。
読書するぞ〜!
2001年06月30日(土) [長年日記]
_ [春ちゃん] ハルちゃんおかえり!
一週間ぶりにハルちゃんがご帰宅。週末に家で必要なほんの少しの荷物だけを持って帰ってきました。洗濯は舎の方でしてくださるので本当に助かります。帰ってきたハルちゃんはちょっと怪訝な表情で回りを見渡していました。でも いつもの部屋のいつもの場所だとわかると安心したようにグッスリお昼寝しました。そうそう、いつもの妹のグズグズをBGMにしながら...。夜もお布団に寝かせるとすぐに眠れました。でもちょっと笑顔が少なくて表情が乏しい気がしました。なんと言っても家ではない場所で一週間過ごしてきたのですから 疲れがあるのでしょうね。この週末は元気を回復してもらえるようにゆっくり過ごしてまた来週に備えようと思います。