2001年07月02日(月) [長年日記]
_ 暑いですね
毎日暑いですね...。今日からハルちゃんは寄宿舎第2週目突入です。パッとしない表情で 少々おとなしめに登校しました。元気で楽しんでおいでよ〜。
なんとか涼しげなディスプレイを...と思って お花もちょっと素っ気ないけどグリーンだけであっさりと。この植物はいったいなんなのかな?お花やさんで目に付いて何気なく買ったんですが...。夏はガラスとかレースとかグリーンとかが涼しげで惹かれますね。
2001年07月03日(火) [長年日記]
_ 江村さん
今日の「徹子の部屋」は大阪府高槻市の元市長の江村利雄さん。江村さんは2年前に奥様の痴呆症の介護をするために任期半ばで辞任されました。それからは江村さんの献身的な介護の甲斐あって 奥様の痴呆はよくなりご自分でお箸で食事が出来るようになったり 冗談を仰るまでになられたそうです。やはり 奥様にとっては 一番安心し信頼できる旦那様がそばにいて下さることで心が安定することが良かったのでしょう。江村さんの意欲的な試みは素晴らしいと思いました。良いと思うことは何でもチャレンジ!我が家の子どもにとってもそれは同じです。がんばらねばなぁ〜と、思わず力が入りました。江村さんのお話はまぁこんなところでおわるのかと思いきや、残念な続きがありました。それは 奥様がショートステイ中に食事を喉に詰まらせて心肺停止となり 現在は寝たきりとのこと...。ここまで努力の積み重ねで奥様の状態を良くされてきたのになんて事...。最初にショートステイ先から「心肺停止です。」と言われたときは「?心配停止?」と思われたほど、思いもかけない事だったんでしょう。徹子さんが「施設の中だと 慌てて食べなければいけないと思われたのでしょうかねぇ。」と言われていました。「一から出直しです。」と言われましたがその胸の内はどんな思いが渦巻いていたのでしょう...。施設にしろ、個人が介護する場合にしろ、介護される人がどんな気持ちでおられるのか、しっかり把握するために親身に関わらなければいけないのでしょうね。そのような事を最後に言われた江村さんの胸の奥の思いが少しだけでわかったような気がしました。江村さんは徳間書店から「夫のかわりはおりまへん」を出されています。
2001年07月04日(水) [長年日記]
_ [成ちゃん] ナルちゃんは終了
ナルちゃんの脳波検査の日。2時半に予約なので 1時間前に病院について睡眠のためのお薬を飲ませました。こんな時はイヤなお薬も飲めるので 注入は便利。さて 今日はうまい具合に脳波検査が出来るかどうか いつも不安でいっぱいです。お薬を飲んでから約20分後くらいからウトウトし始め ベッドの上で眠りはじめました。今日はお薬が少ないんじゃないかと気をもんでいましたが そんなこともなくよく眠りました。そっと検査室を出て後は無事に終わるのを待つだけ...。途中で「ちょっと...」と検査技師の人に呼ばれるんじゃないかと 気が気ではなかったですが そんなこともなくてちゃんと最後まで検査が出来ました。良かった...。検査の後、シャンプーするのですが 寝ぼけ眼のナルちゃんの可愛らしいこと、笑っちゃいます。結果は次回の定期診察の時にわかります。ナルちゃんの検査は無事に終わりました。次はハルちゃんの予約をしなくちゃ。ハルちゃんはどうかな〜、ナルちゃんより寝にくいかも...。頼むよ、ハルちゃん!
2001年07月05日(木) [長年日記]
_ [健康・食] 麦茶は体に良いそうです
ナルちゃんは熱が38度、痰も多いので学校は休みました。まだ昨日の睡眠剤が残っているのかなぁ...。あの手の薬を使うと ボーとしたり 熱がこもったりしやすいような気がします。気温も38度とか...なにそれ?体温より高いって事?アスファルトやコンクリートの照り返しがあるところだと40度くらいはあるのでしょうね、あぁ、体に悪そう。
ところで夏の飲み物の定番の麦茶って、ただ水分補給の目的しか果たさないのかと思っていたら、とんでもない、体に良い飲み物なんだそうです。まず血をサラサラにする、抗酸化作用がある、胃粘膜の修復、ノンカフェインだから子どもも安心、食物繊維が多い、糖尿病合併症予防、などの効用があるのだそうです。(by はなまるマーケット)また 煮だしタイプだと(水から沸騰させて煮出した場合)三日、菌の検出は認められなかったそうです。真夏によく冷えた香ばしい麦茶はおいしいですね。麦茶、氷、汗、蝉の声、扇風機...懐かしい夏の風景です。
2001年07月06日(金) [長年日記]
_ おっかいもの〜♪
用事で西武へ買い物に出かけました。お中元シーズンで駐車場の入り口はいっぱい。なかなか入れなくて 時間に限りのある私は焦りました。でもなんとか入れて 用事は済ませることが出来ました。ゆっくりショッピング出来るほどの時間は残っていませんでしたが 本屋さんははずせなくてどうしても足が向いてしまいます。そして次に珍しくアクセサリー売り場でちょっとお安くなっているビーズのネックレスなどを買ってみた...。夏らしくていい感じ。あとは食品をちょこちょこっと買って...、そうそうこれまた珍しく ゴディバのチョコなんかも買ってみた。6個でなんと2000円ほど!たまにはね、こんなお楽しみもいいでしょ。冷蔵庫に大事に保管して出来るだけ持たせて食べようと思う。 食べるときにNOBさんに「これは○○円だからね。」などと念を押している私が目に浮かびます。買い物を済ませて家に帰り、急いで遅いお昼のサンドイッチをほおばって もうお迎えの時間となりましたとさ。
涼しさを求めて...。冷たそうに見えるかなぁ、カードスタンド。
2001年07月07日(土) [長年日記]
_ [春ちゃん] おかえり
ハルちゃんが 無事に寄宿舎の第2週目を終えて帰ってきました。 ちょっとメソメソするような場面もあったようですが特に大きな崩れはなかったようです。エスクレ座薬も使わずに済んだようです。担任の先生方と寄宿舎の先生方の細かな配慮や心配りのおかげだと思います。ハルちゃんの好物の(最近わかった)練りウニを買っておきましたよ〜。
_ [料理] 夜なべにあれこれ
子どもたちが寝静まった後に一気に前からやりたいと思っていたことに取りかかりました。一つは梅酢に浸かっている小梅のしそ漬けをしました。これはNOBさんの仕事。(何時のまにやら梅干し作りはNOBさん担当)そして 圧力鍋による牛すじ肉煮込み。1時間半圧力鍋で煮込んで味付けをしトロトロのすじ肉を思い浮かべながら..。でも思い浮かべていた味とは あともうちょっと...と言う感じ。研究の余地有りです。 もう一つはジンジャーシロップ作り。新ショウガすり下ろし100グラム、グラニュー糖120グラム、水150cc、クローブ一粒、シナモン一本、を鍋に入れて10分くらい煮だし、火を切る直前にレモン汁約1個分を加え、漉します。そして保存します。ジンジャーエールはシロップ大さじ2杯くらいにソーダ水を入れて出来上がり。微炭酸のサンペリグリノか ペリエが私は好きです。
2001年07月08日(日) [長年日記]
_ [はるなる] あゆむ会がありました
「京都・大山崎障害をもつ人とあゆむ会」の集いがありました。昼ご飯をさっさと済ませて出かけるつもりが 子どもたちがウトウトいねむったり、段取りが悪くてなかなか家を出られませんでした。集いの前半はフォークシンガーの「くつきしんいち」さんのコンサート、後半は「転換期の障害者福祉」という題で立命館大学の峰島厚氏の講演という予定でした。会場に着いたときはそろそろコンサートは終了間近と言うタイミングで 残念ながら2曲しか聞けませんでした。アコースティックギター一本でくすきさんが歌っておられ ハルちゃんナルちゃんも素朴な音と歌声にゆったりと聞けそうな雰囲気だったので 最初から聞けなかったのが残念でした。その後の講演は 現在の措置精度が2003年から支援費支給制度に移行する件についてだったので 途中まで聞いていましたが だんだん子どもたちが長い時間は辛くなってきたので退席しました。保育の体制も取って下さっていましたが 早く家に帰って休んだ方が良さそうな様子だったので帰ってゆっくり過ごしました。日曜日なのに 会の関係者の方はお世話様でした。
相変わらず今日も暑い日。ふと見上げたら飛行機雲が2つ。あんなに高いところを人が移動してるなんて思うちょっとビックリです。
2001年07月09日(月) [長年日記]
_ 療育園時代の友だちと
そうそう、ひとつ書くのを忘れていましたが 7日に紹介したジンジャーシロップですが できあがった色がうすいピンク色でとってもきれいです。新ショウガならではの色だと思います。お試し下さい。
今日は ハルちゃんナルちゃんの療育園時代の友だちのお母さんと そのお友達が我が家に遊びに来て下さいました。お互いに子どもたちが学校へ行っているつかの間を使ってのひとときですから 本当に忙しい。我が家でお昼ごはんを振る舞う余裕もなかったので JR山崎駅近くで済ませました。「結風」という沖縄陶器のお店でランチも頂けるお店です。沖縄の陶器を扱っているお店だけあって ニガウリの酢の物なんかが添えられていたりして。ランチをいただきながら NOBさんも一緒にあれこれお話しをしました。特に友だちのお子さんが通われている高槻市立養護の廃校問題などについて聞かせてもらいました。『高槻市立養護学校』の存続を願うページとりあえず当分の存続は確保できたようですが まだまだ問題はあるようでした。昼食後は再び我が家に戻ってティータイム。あっさりした甘さの麩餅とお茶で またお話しの続き。それにしてもよく食べます、私たち。アッと言う間に時間は過ぎていって お別れとなりました。お互いいろいろ話したいことは山ほど有るので 是非またお会いしたいです。
2001年07月10日(火) [長年日記]
_ [春ちゃん] 3週目
NOBさんは交通安全管理者の講習会へ。ナルちゃんは家の都合で今日はお休み。ハルちゃんは昨日から寄宿舎、3週目に入りました。1週目は 夜寝られなくてお薬を使った日が2日有りました。でもそれ以降は調子良く、先週は一度も舎から電話はかかってきませんでした。少々のことであれば 任せて欲しいと舎の先生が言われていたこともあって なんとかやっているようでした。ハルちゃんは刺激の度合いや 睡眠の状態によって調子が左右されます。担任と舎の先生と 連絡を取りながら 少しでもハルちゃんが快適に毎日を過ごせるようにと 細かい心遣いをして下さっているようです。親以上の心遣いに頭が下がる思いです。今週もお家を離れて、健気にガンバルハルちゃん。そんなハルちゃんの事を思うと私も自分のするべき事をがんばってしなくちゃ、なんて思うのです。よく頑張ってるよ、ほんとうに、エライね、ハルちゃん。
2001年07月11日(水) [長年日記]
_ [春ちゃん] 今日は忙しい
モモの会(医療的ケアを考える会)の部会、ハルちゃんの参観、ハルちゃんのクラス懇談会...と、今日は学校内での用事が目白押し。モモの会では医療的ケアに関する各学校の取り組みについての情報を担当の先生より聞きました。あと、校内で緊急事態発生時の留意点の確認...。いろいろ考えはじめるとなんてたくさんの事を考えなければいけないかと言うことに気が付きます。医療的ケアについて法的な位置づけがハッキリしないために国や医師などそれぞれの立場からの見解は様々です。でも障害の重い子どもとっては医療的ケアと言っても生活に無くてはならない行為。当たり前のこととして校内で行ってもらえるようにその環境を整えるにはまだまだ親の努力が必要なのだとあらためて実感...。ハルちゃんの参観を少ししてクラス懇談会。クラスと言っても3人のクラスです。でも、この3人の都合を合わせるのがこれまた難しかったりする。それぞれ忙しい毎日なんですね〜。懇談会はなごやかに高等部に入ってからの(3人とも一年生)一学期間を振り返りました。3人ともまぁまぁの調子で無事に済んだという感じ。ハルちゃんは小学部から中学部に変わったときにすごく機嫌が悪くなり、1学期間はほとんど泣いて過ごしていたような記憶があります。そんなことが有ったので覚悟はしていましたが、ぜ〜んぜん心配はご無用でした。成長したんですね。うれしいです。忙しい一日は終わりました。短縮授業を目の前に、何かと用事が多いこのごろです。
2001年07月12日(木) [長年日記]
_ [成ちゃん] 一晩でおさまりました...
今日はナルちゃんの鍼の予定でした。でも昨夜7時頃からナルちゃんのお腹が張ってきてまたしんどい状態に...。それまでは お腹が動きすぎるくらいでゴロゴロ音がしていたのに ふと気が付くとお腹がパンパン。夕食は絶食してとにかくお腹が動いてオナラが出てくれるのを待ちました。浣腸をしたり、ツボを刺激したり、お腹をやさしくマッサージしたり。どうなるのかな、また入院になるのかな、いや、なんとか治まるように...と祈るような気持ち。だんだん痛みが強くなってきたのか、ナルちゃんは時々叫ぶような声を出して泣きました。もう、こちらも泣きたい気分。でも夜中の12時くらいだったかな、泣き声と一緒にオナラが...!その後もだんだんとお腹の張りは治まりはじめ、朝にはいつものお腹に戻り、ホッと一安心。やれやれ...。でも、絶食をしているし、お腹を休める意味で点滴をしてもらいに病院へ行きました。長い点滴中はおとなしくしていてくれて助かりました。それにしてもなぜこんな風にナルちゃんのお腹が張るのかなぁ...?たしかに最近痰が多くて 空気をものすごく飲んでいるのはわかるんですが でもお腹が動いていれば 空気はちゃんと出ていくものだし。でもまぁ、入院までは行かずに済んでいるのは 飲み薬と 鍼の効果が上がってきたからかもしれません。ナルちゃんがこのお腹の病気とさよならできないと お出かけができないのが淋しいなぁ。リージェンシーも泣いてるよ。
2001年07月13日(金) [長年日記]
_ 京の台所
「京の台所」と呼ばれる錦市場は120件あまりの商店が高倉通りから寺町通りまで ずらりと軒を並べた商店街です。京野菜やキラキラ光る魚たち、麩や湯葉、駄菓子、だしまき玉子...。それはそれは見ているだけでも楽しくて ワクワクします。そんな中の一件、親戚でもある雑穀の「北尾」さんへ母と出かけました。店頭には各種のお豆、豆製品、葛、などが並べられ、奥にはイートインコーナーが出来たと言うことでお昼に頂くことにしました。頂いたのは「黒豆御膳」。黒豆の炊き込みごはん、黒豆豆腐、黒豆のおみそ汁、黒豆納豆の海苔巻き上げ、ちりめん山椒、黒豆の含め煮、デザートはわらび餅かアイスでした。お醤油も黒豆から作られたものでした。どれもこれも黒豆独特の甘さと香りが感じられ おいしく頂きました。またデザートにかけるきな粉は 目の前の臼で黒豆を挽いてかけるのです。ガリガリと自分で挽いたきな粉は香ばしくてとてもおいしかったです。お店を後をする前に 葛と黒蜜、うずら豆、黒豆のおかき、を買って帰りました。
四条通へでれば 山鉾が見られたはずですがタイムアウトで帰ることに。
さて、来週からは短縮授業...。今日は一学期最後の母の(私だよ)羽延ばしでした。楽しかった!
2001年07月15日(日) [長年日記]
_ [成ちゃん] たくさんのナルちゃんが見えたとき
私の一日のほとんどはナルちゃんと共に過ぎていきます。最近ではほとんどお昼寝もしてくれないから 家事に熱中する時間も ホッと一息つく時間も ありません。おまけに朝は5時頃からお目覚めでその時間から私のフル回転の一日が深夜の2時か3時まで続くのです。お昼寝もしないでグズグズ泣かれていると私のイライラもつのって 思わず周りに当たり散らしたり、大きな声で怒ってみたり...。自分のための時間はどうなるの?せめて家事に費やす時間くらい頂戴よ、睡眠がとれずに倒れたら知らないよ...。
でもね、何かしら訴えたいから泣いている。その理由がわからないわけでもない。そして そうやって泣いているナルちゃんは それがすべてではない。誰よりも母親である私を求めていてくれることはよくわかる。一枚の数年前のナルちゃんの写真...カメラを向けただけでニコッと笑った。小さい頃は いつもニコニコ、何がそんなに楽しいのかな?って思うほどにいつもニコニコ。面白そうなものには目を凝らして 興味津々の表情。そんな愛しくていじらしいナルちゃんが ほんとうのナルちゃんなんです。もちろん泣いてるナルちゃんも含めて。泣き顔の向こうに もっとたくさんのナルちゃんが見えたとき、私の気持ちは柔らかくなりました。
2001年07月18日(水) [長年日記]
_ [はるなる] なにかと時間が...
小児科の定期診察でした。ハルちゃんは学校の寄宿舎に入っているので 授業中に迎えに行って病院へ向かいました。診察が終われば 寄宿舎に帰ってお昼ごはんを食べさせてもらうつもりでした。だいたい1時頃に寄宿舎へ戻れるかなと思っていたのですが 今日に限って診察の待ち時間が長くて なかなか呼んでもらえませんでした。早ければ10分ほどで呼んでもらえるときもあるのに...。やっと診察が終わって会計待ち。でも 今日に限って計算のし直しとかでなかなか呼んでもらえません。この時点ですでに1時は過ぎていました。やっとやっと帰れる!と車に乗り込んだものの、そばに停車していた車が邪魔でなかなか出られません。今日のように急いでいる日に限って、何かにつけてなんて時間のかかる日なんでしょう、もう!「2時頃に寄宿舎に帰れると思います。」と電話連絡を入れると 給食は食中毒の心配があるので保管できないので...という事で コンビニで適当なお弁当をもたせて寄宿舎へとハルちゃんを送っていきました。これでもか、って言うくらい時間のかかる日でした。こんなこともあるよね..。
明日は終業式。ハルちゃんの長かった4週間寄宿舎体験も終わりです。ほんとうによく頑張りました、ハルちゃん。
2001年07月19日(木) [長年日記]
_ [成ちゃん] 1学期が終わりました
終業式でしたが ナルちゃんは先日行けなかったので 鍼へ行きました。すこうし、背骨が右へ傾いているのですが 鍼をうってもらうと 筋肉のひずみがバランスを取り戻すのでしょうか、きれいに、真っ直ぐに伸びました。スゴイ。お腹の調子を整え、緊張をゆるめ、肺の動きを整える、そんな目的でうってもらいました。ナルちゃんはわりとお利口さんにしていてくれます。体が楽になることをよく知っているのかもしれません。
_ [春ちゃん] おかえり
午後3時過ぎ、ハルちゃんが帰ってきました。寄宿舎で無事4週間過ごしました。これはもう、ハルちゃんにとっても 私たち親にとっても 大きな経験で大きな自信に繋がりました。寄宿舎と担任を繋ぐ連絡帳には なんとかハルちゃんの調子を崩さないようにと言う気遣い、精神的に疲れていると思われるハルちゃんの気持ちを受け止めて なるべく安心感を得られるようにと 気を配ってくださる先生方のお気持ちが伝わってきてとてもうれしく、ありがたく思いました。しきりに「よく頑張っていますね。」と讃えてくださっていました。ほんとうにありがとうございました。
寄宿舎の夏祭りの様子。浴衣を着せてもらってうれしかったんだね。ニコニコ〜。
2001年07月20日(金) [長年日記]
_ 何処へ...
...気丈に記されたご主人様のメッセージにドキッとしました。毎日、もう帰ってこられたかと何度も何度も足を運んでいたページ。そのメッセージ、私の勘違いなんだろうか?私の読み間違いだろうか?何度も読み返しました。「ゆめさん」が遠くへ旅立たれたという、悲しすぎるお知らせでした。
今日は一日中私の思いは遠くへ飛んでいました。夜にゆめさんのおかげでお知り合いになれた方とネット上でお話しをしました。悲しみを共にしたときに 堰を切ったように涙がこぼれました。ポトポト、音がするくらいに私の膝の上に落ちました。
ゆめさんの想い、ご主人様の想い、息子さんの想い、ジュリちゃんの想い、そして 私たちの想い...。今はみんな 涙にくれているのでしょうか..。
ゆめごこち...ゆめさん...
2001年07月21日(土) [長年日記]
_ [成ちゃん] 一学期のまとめ
終業式に出られなかったナルちゃん。一学期のまとめの通知票や健康の記録、プリント類などを持って 担任の先生お2人が家庭訪問をして、出来なかった個人懇談もしてくださいました。真面目な顔でお話しをしていた私たち。ひと通りの大事なお話の後は だんだんと砕けた雑談へ...。お話しをしていると どうやら3人ともちょっとしたミーハー主婦で ちょっとしたあわて者。(しつれい!)なんとなく似たもの同士という感じで 親しみが持てたのでした。、まるで あきれたような顔をしてお気楽主婦3人の話を静かに聞いているハルちゃんナルちゃん。母は楽しかったから大目に見てね。
_ 現実と夢のはざまで
お会いしたこともなければ お声も聞いたことがない。ただネット上のお付き合い。それなのに気が付けば 私の生活の中にゆめさんがこんなにも大きな存在となっていたのだと ゆめさんが旅立たれた後にあらためて感じます。偶然に出会ったゆめさんのサイト「ゆめごこち」でしたが 毎日、一日に何度も訪れました。柔らかく飾り気のない文章には あらゆるものに対する慈しみの心がじんわりと伝わってきました。読むたびに癒されながらも ひとつしっかり貫かれた信念のようなものに こちらの気持ちもピンと伸びるような...。ハーブの事、お料理のこと、アロマのこと、本のこと、いろんなお話しをしました。メッセージのおしまいにはいつも子どもたちの健康や私の健康を気遣ってくださっていました。「慈しみ」「慈しむ」この言葉のほんとうの意味を教えてもらったような気がします。もっともっとお話しがしたかった人...。
ネットの上で多くの悲しみが渦巻いています。みなさんの「ありがとう」を胸に抱いて どうかやすらかな美しい所へ旅立って行かれますように...。
2001年07月22日(日) [長年日記]
_ [ブック] 気を引き出せ、無限の治癒力/矢山利彦/太郎次郎社
もしも 私が気を自由に操れることが出来れば 娘たちに何か良い刺激を与えられるのではないか、そうすれば 少しでも苦痛や不自由さから解き放されるのではないか...そして 自分自身のコントロールも今よりもっと上手に出来るようになるのではないか...。そんな期待のようなものを抱きながら読みました。西洋医学と東洋医学の両方の良いところを生かしながら患者の苦痛を和らげることが出きればと言う著者の思いにはうんうんとうなずきます。体全体、そしてその人自身の情報も把握しながら 弱いところを補っていくと言った「人」を診る医学がもっとなされていけばうれしいことだと思います。気を体にめぐらす方法も紹介されていましたが その方法を読んでいくうちに 私が幼い頃に手のひらに感じていた感覚は 間違いなく「気」だったのだと確信できました。
_ [ブック] シンプル・ビューティー/川原亜矢子/幻冬社
「まだデジタイヤじゃないの!?」のCMでおなじみの パリコレモデルの川原さん。パリコレモデルとはいったいどのように「美」の追求をされているのか興味があるのと できれば私だって真似出来ることがあるんじゃないの?なんてちょっと気恥ずかしいけど そんな気持ちで読みました。題名の通り「シンプル」で 地道な努力をされているようです。何より大事なのは他人の真似ではない、自分らしく 心地よいということ。穏やかでどこかおっとりした雰囲気の人ですが きちんとしたライフスタイルは川原さんの強いプロ意識の現れであるもあると思います。何か打ち込めるものがあることのすばらしさをちょっとうらやましく思いました。「自分の直感を疑わないことが、何かへの道に通じている...」この言葉が心に残っています。
2001年07月23日(月) [長年日記]
_ [はるなる] コンコン、竹太鼓
夏休みですね〜、今年もサマースクールが始まりました。第一日目の今日は 地元の小学校の体育館で「竹太鼓」の取り組みでした。サマースクールでは毎年たくさんの出会いがあって楽しみです。今年も子どもたちをめぐって いろんな楽しいことがありますように...。竹太鼓ですが このあたりは竹が美しい所です。その名物とも言える竹を太鼓に見立ててリズムを楽しもうと言う取り組みでした。いくつかの班に分かれてそれぞれ違ったリズムをたたきます。けっこう大きな音がしてうちの娘たちには刺激が強すぎるかなと、少々心配もあったのですが ハルちゃんは昨年も竹太鼓を経験しているので今年も班に混じってチャレンジしました。先生やボランティアさんに手取り足取りで助けてもらいながらもなんとかみんなと一緒に楽しめたようです。ナルちゃんは 筋緊張が強くなってしまうのを恐れて ちょっと離れた所から見学したり 時々班に混じって コンコンとボランティアさんと竹をたたいてみたりしました。ナルちゃんの表情を見ていると興味を持っているようで あんがい、こんな事が好きなのかもしれないなぁと感じました。午前中だけの取り組みなのでアッと言う間に楽しい時間は過ぎてしまいました。明日もまた参加します。
2001年07月24日(火) [長年日記]
_ [はるなる] 困るんですよね...
ナルちゃんは熱が高めで今日のサマースクールは欠席しました。ハルちゃんもちょっとだけ熱が高め...。今日のサマースクールのメインはプールだったのでやめておき、作る活動に参加しました。お手伝いしてもらいながら作ったのは可愛いパラシュート。割り箸やら ビニール袋などを使って 可愛いイラスト入りです。暑い日でしたががんばって参加できました。
ハルちゃんナルちゃんが今よりずっと幼い時に使っていた お食事用エプロン。これを使っていた頃の二人の食べっぷりが 目の前に浮かんできて懐かしいです。こんなに小さいのを付けていたんだね。今はやっぱり 二人ともおねえさんになったから 思い切って処分することにします。でもね、こういう子どもに関わる物は捨てづらくて困るんですよね。いつも いつも...。
2001年07月25日(水) [長年日記]
_ [はるなる] 暑い〜!
学校の訓練へ行きました。あぁ、なんて暑い...。車から降りるとスゴイ熱気が地面から上がってきます。涼しい訓練室へと急ぎます。ハルちゃんナルちゃんそれぞれの担当の先生に訓練をしてもらいました。訓練を始めてしばらくすると ナルちゃんは痰が出やすくなってきます。普段自力で上手に出せないので 訓練で体の働きを良くすると肺や気管の動きも良くなり痰を排出しやすくなるんですね、障害の重い人ほど、人の手を借りて体を動かすことは大事なのだとあらためて感じます。訓練を終えて車に戻ると また 激しい暑さ...。車中が涼しくなるまで時間がかかります。この待ってる時間って ものすごく長く感じます...。
2001年07月26日(木) [長年日記]
_ おひるね
午前中は家族揃って医療費の件や補装具の件で役場へ行きました。4人でぞろぞろと...。それにしても役場の手続きは書類やらハンコやらがたくさんいるなぁ、要領も得てなくて時間を掛けて電話で上の方へ問いあわせをしてはるし、(急に京言葉)なかなか大変なところです...。
今日は少し涼しく過ごしやすいようで 午後からナルちゃんが珍しくお昼寝をしました。いつもなら グズグズ言ってなかなか寝ないのです。今日はこの時ぞとばかりに 私もナルちゃんとハルちゃんと並んでお昼寝をしました。あ〜、気持ちいい。こういう幸せは久しぶりでした。午後からお買い物に出ようかと思っていたのですが このゴロゴロ、ウトウトの幸せ感に負けてしまって買い物はヤメです。ゴロゴロしながら ふと目を開けると 隣にはハルちゃんとナルちゃんの寝顔があるやすらぎ...。子どもたちとお昼寝するのって大好きです。でも なかなかそうはさせてもらえないんですよね〜...ナミダ...。
2001年07月27日(金) [長年日記]
_ Ashtray
昨夜は ちょっとやかましいナルちゃんと 夫が一緒に寝てくれました。私はほとんどおとなしく寝てくれるハルちゃんと寝ました。前から言っているように ナルちゃんは夫と一緒だとわりとおとなしく寝られるようです。なんでもいいけど この夏に寝不足だときついから、よ〜く寝ましょうね、ナルちゃん...。
まるで 水面に太陽の光が反射してキラキラしているような、このガラスの灰皿。色合いがとてもきれいです。もったいなくて 灰皿には使えない...。こうやって窓際に飾っています。
2001年07月28日(土) [長年日記]
_ [はるなる] 慌ただしく過ぎていきます
サマースクールでした。会場の小学校へ連れて行くと ハルちゃんナルちゃんの担任の先生がおられ、「特に変わったことがなければ いいですよ。」と言ってくださったので 私は昼食の準備をしに家に帰りました。ふっと湧いたようにできたひとりの時間。何時もかならず子どもたちと一緒だからとても解放された感じがしました。だからといってゆっくりくつろぐほどの時間もなく 慌ただしくお昼ごはんの用意にかかりました。アッと言う間にお迎えの時間です。ハルちゃんはプールに入り 水の冷たさに「キャーキャー!」と高校生らしい、黄色い声がいっぱい出ていたのだとか。ナルちゃんは作る取り組みで お友達にパラシュートを作ってもらったのだとか。午前中のほんとうに慌ただしいサマースクールですが 0−157を懸念しての縮小になり少々不満気味。前のように一日ゆっくり参加できればいいのに。
2001年07月30日(月) [長年日記]
_ 免許更新
この夏休みに気がかりだったのは私の自動車免許更新。子どもたちを誰に見てもらおうかと思案してましたが 今日はハルちゃんは2時半までサマースクールでボーリングに出かけるし ナルちゃんはお出かけは辛いのでボーリングは欠席することにし、その代わりに先生が家庭訪問をして遊んで下さると言うことでお願いして出かけました。自動車運転免許試験場は平日というのにたくさんの人...。でも人の多さのわりに手続きはベルトコンベアーにのせられたように次々と各窓口へ進んでいきます。途中、視力検査のそばで車椅子に乗った50才くらいの男性が奥さんらしき人に「なんで?見えたんやろ?見えたらそう言わなあかんやんか!」と強い口調で言われておられました。視力検査でちゃんと返事が出来なかったのかな...?事情はよくわからなかったけど手続きがスムーズに進んでおられないことはすぐにわかりました。車椅子に乗っておられる方こそ車を運転できれば行動範囲が広がって良いんですよね。でも あのテキパキした手続きの流れの中で、ひょっとしたらゆっくりした動作では許されないような雰囲気があって その方は気後れがしてしまって思うような返事が出来なかったのではないかなぁ..と思ったりします。たとえゆっくりされていてもたぶん誰も責めたりはしないと思うんですけどね...。あの男性は あのあとちゃんと手続きができたのかどうかちょっと気になってしまいました。私はと言うと ゴールドカードですからねぇ〜、講習も30分でさっさと済み、できたてホヤホヤの免許証を受け取って帰りました。人によれば2時間の講習を受けなければいけない場合もあるんですって。2時間は辛いですね!
2001年07月31日(火) [長年日記]
_ 7月も終わりですね
サマースクール最終日。二人とも参加しました。なんだか今年はアッと言う間に終わってしまったような気がします。私にとっては どういう訳か盛り上がりに欠けてしまったような気がしています...。
懐かしい男の友だちから封書が届きました。なに?と開けてみると秋の市会議員選挙に出るのだとか!障害のあるお子さんがおられ、将来を見据えて環境を整えて行きたいという想いのようです。おんなじ歳を重ねてきてはいるけれど 私はと言えば何をしてきたんだろう?手紙の中には懐かしい名前もちらほら見られて、みんなのがんばっている姿が想像できてうれしく思いました。
ハルちゃん、なにやら機嫌が悪い...。大泣き...。どうしたのかなぁ?
♪ 内緒ちゃん内緒だよ [川原亜矢子が、穏やかで、おっとりだというのかい!昔ガツンと、苛められたよぃ〜(笑)最終、15歳の時、嫌味言われて、最..]