2001年08月01日(水) [長年日記]
_ たんぼは緑の絨毯
あら、よくみれば桂駅...。華原のともちゃんが出ているローソンのコマーシャルロケです。なんてローカルなんでしょ、ミーハーな私は喜んだのでした。CMをよく観察してみるとあのホームは嵐山線、そして 京都線のホームには人が少ないので早朝ロケだろうかとか、いや、ああ見えて、実はセット撮影なのかも..などと どうでも良いけれどけっこうこうやって考えるのは楽しい。どうやらあれは 現場ロケなのだと言うことがわかりまして、今度通ったらよく駅を観察してみようとさらに夢は(?)膨らむのでした...。
今日は訓練のために学校へ行きました。たんぼの稲にはもう稲穂が付いているのにびっくり。早稲なんでしょう。“秋”という文字がチラリと頭をかすめました。
実家のそばのたんぼはこんな感じ。まだ稲穂はでていません。緑の絨毯が時々風にゆれながら 広々と続いている...。夏の暑さのなかに ささやかな“涼”を感じます。
2001年08月02日(木) [長年日記]
_ [春ちゃん] ハルちゃんの勘違い
最近のハルちゃんは 昨年の2月頃にメガネを作ってからはコンタクトよりもメガネを掛けている方が多いです。それはやはりコンタクトは装着するのに親が押さえつけなければいけないし、人にコンタクトレンズを装着されるという恐怖心が大きいというハルちゃんにとっての精神面でのデメリットが大きいからです。コンタクト入れるときは、どうしても泣きわめいてしまいます。
でも、メガネなら大丈夫、すぐにかけられますから。でも どちらがよく見えているのか?と言うことに関しては ハルちゃんが一番よく知っていますが 教えてはもらえない(お話しができない)のが親としては歯がゆいところです。想像では より眼球に近いところで矯正が出来る方が良いのではないかとか、メガネはきちんとレンズの真ん中を通して物を見ないと ひずみができる...まぁ他には レンズは落としたら大騒動になること、ゴミが目にはいってしまっても大騒動になること..などなど、それぞれに良いところ悪いところはあります。ま、それはさておき...。
ハルちゃんがよく泣くのです...。それも コンタクトレンズを入れるときのような恐怖に充ちた独特の泣き方です。メガネを掛けているにもかかわらず...です。なにかこう、ハルちゃんの中でコンタクトレンズに対する恐怖心のようなものがインプットされているようで 私がハルちゃんに近づいただけで、「コンタクト入れるの!?」って言う感じで、はたまた、コンタクトレンズケースの“カチャカチャ”というのによく似た音がすると泣きます。もう、「やめてー!」って言う感じでかなり強烈に泣きます。「ちがう、ちがう。ハルちゃん、メガネかけてるやん、レンズ入れるのとちがうよ〜。」と抱っこしてなだめるのに一苦労。そんなにコンタクトレンズがいやなのかなぁ...?この状態、ちょっと続いていていつ治まるのか、ちょっと心配。
2001年08月03日(金) [長年日記]
_ [ブック] 日本の香り/二部晴美/文化出版局
香りと共に頭の中にしまい込まれている記憶はたくさんあります。 ふっと香りをかぐことで ある記憶がまざまざと蘇ってくる経験。きっと誰にでもあるのでしょうね。私は石油ストーブの匂いで 中学3年生の頃の場面を思い出します。高校3年ではなくて なぜか中学3年。受験勉強、自分の部屋、夜、冬の身繕い、そのころの友だちのこと...。そんなことが たくさん連なって思い出されるんです。
ちょっと煙ったような、燻されたような香りがたくさんあったのは私の実家。おくどさんや お風呂の焚き口。アツアツの真っ白なごはんが炊きあがった様子や おじいちゃんが薪割りをしている様子が目に浮かびます。(さすがに今では電気炊飯器とガス風呂ですが...。でもまだおくどさんはあるんです。)
四季を感じる自然の中にも香りにまつわる想い出がいろいろあります。春にはふきのとうや よもぎ、山椒、夏にはムッと熱気が上がる雨上がりの道路、大掃除で上げた畳の匂い、麦茶...。秋は 熟しすぎた柿のあまい香り、むせかえりそうなキンモクセイ、炊きたての新米のごはん、冬には 掘り炬燵の中のいこった炭の匂い、手作り味噌のみそ汁、おくもじ(菜の花のぬか漬け)...。
そんな懐かしい香りと想い出が自然と胸の中にじんわりと広がっていくのが「日本の香り」(二部晴美、撮影は小林庸浩)・文化出版局きれいで 素朴な写真は 気持ちをやすらかにしてくれます。「香りが郷愁を呼び覚ます。」...本文より
2001年08月04日(土) [長年日記]
_ どんな夏休みですか?
夏休み、まっただ中 みなさんはいかがお過ごしでしょう?我が家は サマースクールも終わり、あとは定期診察や訓練、お盆には実家へ出かけるというささやかな予定が残っているだけです。
毎朝、4時頃からグズリ出すナルちゃんをだましだまし しながら こちらが根負けして起き出すのが6時頃。慌てて朝ご飯の用意をして NOBさん、私、ハルちゃん、ナルちゃん揃って 時間をかけての朝ご飯。なんとか朝ご飯を終えて落ち着けば 私はまたも慌てて それも時々子どもたちの泣き声に呼び止められながら洗濯物を干したり、片づけ物をしたり。そしてナルちゃんの水分注入をするともうお昼ご飯。朝ご飯からお昼ごはんまでの時間が短いこと!お昼も4人揃って時間をかけて...。
お昼ごはんが終わって 一息つこうとするとグズグズ..。たいていグズグズ言ってくれるのはナルちゃん。抱っこして腰掛けていると 眠気におそわれて思わずウトウトしてしまうのはいつものこと。それも 抱っこする方もされる方も揃ってウトウトするから 時々ガクッとバランスを崩して危ないこと、でも このウトウトはやめられない...と言うか無意識のうちにい眠ってしまっているからどうしようもありません。NOBさん曰く 「二人ともぽか〜んと口を開けて...」なんだそうです。こういうのは絶対に誰にも見せられない無防備な状態...。なんとかお二人さんがお昼寝をしてくれているわずかな時間に、またもや慌てて片づけ物、洗濯物の取り入れ....。そしてお二人さんの水分補給。終われば夕飯準備、そして日は暮れていく...。
かいつまんだような時間を自分の時間に当て、1ページでも読み進めようと、本を開きます。ちょっとでもきれいにしようと お部屋の子どもたちの様子に聞き耳をたてながらベランダに出てお花たちの世話をします。フッとした一瞬を切り取っておきたくて デジカメを手にとります。最近はまとまった時間がとりにくいので お菓子作りは遠のいているなぁ...。
なかなか落ち着いてじっくり取り組めないのが悲しいですが でもだからこそやりたいことがいっぱいあって 気持ちはワクワクしています。こんな気持ちをいつも持っていられるのは考えてみれば幸せなのかも。
そして こんなにもいつも家族がべったりできるのも 我が家だからこそ..かもしれません。
でもさすがに夏休みは 一人になりたい..と思いますね。
2001年08月05日(日) [長年日記]
_ 誰かが見ている
夜。。。みんなで夕飯を食べていました。誰かが 窓の向こうから こちらを見ているような気がしてふと、目をやると 窓の向こうには 明るいお月様。そうか、お月様が見ていたのかー。ほんとうに 視線を感じるような気がしたのだけれどきっとお月様にはそれほどの強いパワーがあるのかもしれません。
潮の満ち引きや 生命の誕生に関わるとか、人の心を騒がせるとか狼男も!?お月様から 我が家はどんな風に見えたんでしょうねぇ。
2001年08月06日(月) [長年日記]
_ [ブック] 夫の代わりはおりまへん/江村利雄/徳間書店
任期一年を残しながら高槻市長を退任され 痴呆症とパーキンソン病を併発された奥さんを介護された江村さんの手記
「市長の代わりはなんぼでもいるやろけど、夫の代わりはおりまへんやろ。」と、夫婦の絆、家族の絆を何より大切に考えられる江村さんの市長退任はとても潔いものでした。「決していい夫ではなかった」ので今まで黙って付いてきてくれた妻への罪滅ぼしをしたいというお気持ちからの自宅介護。でも ヘルパーさんや家族と協力しながら、息抜きも上手にされていました。
「心のケア」大切にしながら努力の甲斐あって 奥さんの調子は少しづつ良くなって行かれました。やはり 身内の力と言うのは 何より替えがたいものがあります。安心感、信頼感、尊敬、愛情...培ってこられた大切な関係が奥さんの回復の大きな基になったのだと思います。ただ残念なのは最近になって 施設に一時入所した際に奥さんが食事を喉に詰まらせて 現在寝たきりになっておられると言うことです。「また一からです..。」と江村さんは仰っていました...。どうか 再び回復へと向かわれることを祈ります。最後に「介護に」ついて考えを述べておられましたが 「『エレベーターを作れ』より、『エレベーターの要らない社会を作れ』」と言われていたことが心に残っています。
2001年08月07日(火) [長年日記]
_ ハルちゃんとお好み焼きと私と雑誌
夏バテだろうか、最近食欲のないハルちゃんのために今夜はハルちゃんの好物のお好み焼きにしよう。と言うことで夕方みんなでドライブを兼ねて買い物へ。ついでに本屋さんへもちょっこっと寄りました。本屋さんでは雑誌「LEE」と「VERY」を購入。また...です。最近「メイプル」「暮らしの手帖」、単行本「恋するために生まれた」を買ったばかりだというのに...。あ、まだあった、「こだわり贈答品カタログ」も...。ちょっとあきれる私の「本購入癖」です。特にここしばらくは夏休みで動きがとれにくいためのストレス解消でもあるのです。(弁解)
「VERY」の三浦りさこさんの取材風景を先日テレビで見てやっぱりこの人はカッコイイと思った...。なんでもエアロバイクが大好きでそのパワーは並大抵でなく まるでプロボクサーのトレーニング並みなのだとか。どうりで引き締まったスマートなプロポーション。やっぱり努力無くして栄光はつかめないのね。羨ましいのは「エアロバイクが好き」なんだと言うこと...。私も好きになることにしよう...(なれるのか...?)
「VERY」を見ていて面白いのは「シロガネーゼ」だとか「アシヤレーヌ」だとか「りさカジ」などのちょっと安易なネーミング。いかにもという感じ。ついでに私の「雑誌考」、もうひとつ。「暮らしの手帖」はいい。最近になって良いと思うようになりました。華やかな流行物の話題はありませんが 様々な製品の比較、考察。これは広告を一切載せていないからこそ出来ることですね。それから お料理、エッセイ、文化、趣味...。どれも堅実な話題で 賢い主婦になれそうな感じがします。
私が好きな本「すてきなあなたへ 1〜3」はこの雑誌の同名のコラムを編集した物です。「暮らしの手帖」は若い頃(今よりもっと..)は気にもかけなかった雑誌ですが 年齢と共に感じる心や視点が変わって行くにつれ興味を惹くようになりました。
話を元に戻し...ハルちゃんはやっぱりお好み焼きが好き。ちょっと食欲が戻ったようで良かった...。
2001年08月08日(水) [長年日記]
_ 小児科...
小児科定期診察。病院への道、京大の農場には梨の赤ちゃん。道ばたの栗の木には栗の赤ちゃん、柿の赤ちゃん。なんにも変化がないように感じる時も そろそろと季節は移り変わろうとしているのですね。いつもまわりの植物にそれを教えてもらっていて 一番鈍感なのは人間かもしれません。
小児科の縮小傾向は 私たちの場合は恵まれていてそれを実感することはないのですが 地域によっては深刻な問題のようです。小児科は相手が子どもだけに何かと手がかかるわりにはもうからない、勤務が厳しい。小児救急ともなればなおさら状況は悪いようです。夜中の救急診療にもかかわらず、100人余りの診察を一人の医者が行わなければならず、患者の待ち時間は2時間!と言うケースもあるようです。施設の減少、小児科医の減少、また患者側にも安易な時間外診察の利用もあるのかもしれません。それにしても 救急で2時間待ちでは困ります...。なんとか小児科医の勤務環境を整備して、親が安心できる体制を整えて欲しいものです。
2001年08月09日(木) [長年日記]
_ はまっています
木曜日はテレビの日。「氷点2001」が始まってから欠かさず見ています。毎週、初っぱなから絶対見逃さないために その前の8時からは同じ局の「オヤジ刑事」を見ることが最近のお決まりになっています。この「オヤジ刑事」は京都が場面なのでわりと楽しんで見ています。三浦綾子原作「氷点」は20才の頃に読みましたがもうすっかり内容も忘れてしまっているので再び読み直しています。
原作では時代は戦後間もなく、「2001」では題名通りの現代風アレンジで少し違いはあるものの、どちらも それぞれの人物の心の葛藤や、人間の醜さと純粋さが微妙に絡み合いながら表現されていてとてもおもしろい!ドラマを見ているとちょっと陰湿な場面も多いのですが それをしのぐくらいその奥には大きなテーマが隠されているのだと思うと これからどのように展開していくのかがとても楽しみ。陽子、夏枝、啓造の心が微妙に表情に表されているところがなかなかの見所です。それにしてもー やっぱり友和さんはステキです♪毎週お会いできてうれしいわぁ。
2001年08月10日(金) [長年日記]
_ もうすぐ帰省ラッシュ
あ〜ぁ、もたもたしていたら洗濯物を干すタイミングを逃してしまった...。子どもたちの朝ご飯が終わって一段落してからしか干せないなぁ、今日もいいお天気なのに...と思っていました。なんてたって洗濯物は朝一番に干すのがすがすがしくて気持ちいいもの。そんなことを思っていたら なんと急に大粒の雨が...。もし洗濯物を屋根の外に出していたらとんでもないことになっていたはず。あぁ、よかった、こんなこともあるよね、いつも良いと思っていることやこうあるべき、って思っていることが必ずしも正しかったり良いこととは限らないってことなんだ。万事この柔軟性が大事だなぁ..などと前向きな思考をしたりして。ちょっと大げさでしたか?
バタバタバタ...とヘリの音。名神高速道路の天王山近辺を飛んでいるのかなぁ..。そうか、そろそろ帰省が始まるのか...。渋滞状況の調査ヘリなのかも。私の実家も夫の実家も近くだから 渋滞の中を故郷へ..と言う経験はありません。お盆、お正月に家族揃って 遙か懐かしの故郷へと帰省される方はいっせい民族大移動のなか、大変ご苦労様です。でもね、やっとたどり着いた故郷の風景、匂い、家族...そんな再会の嬉しさはひとしおだろうなぁと思います。ちょっとそんな帰省に憧れたりもします。でも、子どもたちと大きな荷物、渋滞..我が家の帰省風景を想像するとやっぱりきついものがある。近い実家で良かったです、我が家の場合。遠くへ帰省されるみなさんは 気を付けて、楽しい時間を過ごしてきてくださいね。ご先祖様がとりついでくださる、絆を確かめることの出来る貴重な機会。
2001年08月11日(土) [長年日記]
_ お盆の準備
そろそろお盆のお供え物を用意しておかなくちゃと 買い物へ。お花のコーナーにはお墓参りやお仏壇用の切り花がたくさん。お精霊さん用のお供え物も...。そして帰省時のおみやげコーナーもなかなかの盛況ぶり。
お盆は日本人にとって大きな年中行事のひとつです。私の実家でも8月はお盆の準備で大忙しの母です。特に田舎ですから お寺さんとの結びつきも古くて私にはよくわからない用事がたくさんあるようです。そして実家ではお盆に集まる親戚をもてなす準備もしなければなりません。親戚が集まってお精霊さんをお迎えして偲ぶ。そして 16日にはまた無事にお迎えして、お盆を過ごせたことをありがたく思いながらお精霊さんをお送りするのです。
そんな大仕事を今は母が主だって担ってくれています。私たちは みんなでおいしいモノを頂きながら過ごす一時を楽しみに お供え物を手にして出かけると言うお気楽さ。こんなひとときを過ごさせてもらえることをありがたい事だと思います。
今日の夕飯は餃子だー。いつものミスター餃子。ここのは しつこくなくて、たくさん食べられて好き!「『ミスターラーメン』は聞いたことあるけど..(笑)」..って言う人もいるけれど 笑っていればよろしい。絶対おいしいんだから。
2001年08月12日(日) [長年日記]
_ 今日も買い物
昨日、買い切れなかった物を買いに今日も買い物へ。(わ、‘買う’って言う字がいっぱいだー)田舎道で「渋滞」なんて言う言葉が全く似合わない道が 今日はノロノロ状態。ず〜っと先まで車が連なっていました。あれ〜?工事だろうか、はたまた事故だろうか..?としばし困惑。そうか、そうか、帰省の車が国道へ出るルートなんだー。出来るだけ早く買い物を済ませて帰りたいのに..と思っているのも束の間、やがてスイスイと動き始めて、そう支障はなく目的地に着けました。ほ。。。目的の品物をさっさと買って やっぱりちょっとだけ本屋さんへ。
「センスオブワンダー」がすぐ目に入り、きれいな写真に惹かれて、「そうそう、ゆめさんもお勧めの本だったなぁ..」と思いだして買いました。それから マリーゴールドとペチュニアが前から欲しいと思っていたのでお花屋さんへ。時期的にも今さらなぁ...と言う気もしていたのですが でもやぱり欲しい。なのに〜、苗類は全く売ってなかった...、前来たときにはあったのになぁ。仕方なくあきらめて帰りましたが、一旦欲しくてそれが無いとわかると 絶対に探してだしてゲットしたくなってしまうのは悪い癖です。ははは。
急いで帰って みんなでお昼。新装開店待ちのお好み焼きやサン、いつオープンなんだろ?休日のお昼は重宝していたのになぁ。早くオープンしてくださいませ〜〜。
2001年08月13日(月) [長年日記]
_ 友、キタル
「8月のはじめから4日までの間に遊んで〜。」などとメールをよこして その後連絡も無く 結局遊びに来なかった失礼な友だちが遊びに来ました。「予定を開けて待ってたのに!」と、少々オーバーな言い回しでブツブツ文句を言いました。友だちは申し訳なさそうに「ごめん...」と。ま、おいしいお豆腐と 生の桜えびと おみやげに持ってきてくれたから許してあげたけどね。
2001年08月14日(火) [長年日記]
_ お参り
お盆休み。午前中はみんなでホームセンターへ行って マリーゴールドとペチュニアを買いました。そう、先日から欲しいと思っていたお花。お花売り場にはたくさんの苗が並んでいましたが なんてったって炎天下でどれもちょっとしんどそう...。中にはおひさま大好き!元気!って言ってそうなのもあるけれど。
時計草を見つけました。これって 8月21日の花...そう、私の誕生日のお花なんです。初めて見たのですが 鉢植えでツルが伸びていて 残念ながらお花は咲いていませんでした。買おうかな..とちょっとだけ思いましたが衝動買いはダメダメ(えらそうに〜)。マリーゴールドとペチュニアで今日は充分。私にしては珍しく潔く時計草と別れを告げて帰りました。
午後はNOBさんの実家へ。毎年8月14日の4時頃におっさん(オッサンではないよ、お坊さんのこと)がお参りしてくださいます。それまでにお昼を頂きました。親戚で集まってごはんを頂くのは楽しいひととき。すっかりご馳走になってゆっくりさせて頂いているうちにハルちゃんナルちゃんは眠そう。まだ時間はあるので一旦家に戻りました。..が おっさんがお参りになったときもまだ起きる気配なし...。仕方なく我が家からはNOBさんだけお参りしてもらいました。
チャンチャンチャン...遠くから聞こえる鐘の音、蝉時雨、真夏の陽射し、人通りの少ない路地...。お盆の街の風景です...。
2001年08月15日(水) [長年日記]
_ 粘土で遊んだ日
昨日はNOBさんの実家、今日は私の実家へお盆のお参りに行きました。ハルちゃんナルちゃんもお仏壇に小さな手を合わせました。その後は 集まったみんなですき焼きを囲みました。これ、恒例。賑やかに食事を済ませると それぞれ思い思いのくつろぎタイム。風通しの良い座敷で「大」の字になって寝る者、クーラーのきいた部屋で 涼しく昼寝をする者、食事の片付けを終えて ちょっとひといき、お茶をすする者。2才の姪っ子甥っ子は たくさん人がいることのが嬉らしくて パワー全開。私も混じって粘土遊びをさせてもらいました。懐かしいです、粘土遊び。お野菜をいろいろ形作って遊んでみました。
明日は大文字送り火。むか〜しは建物が少なくて 実家の二階からも見えたらしいです。今はそんなのとんでもない、見えるはずがない。でも 今も見えたら風情があってステキだろうなぁ..。
2001年08月16日(木) [長年日記]
_ 一週間が早いです
今日がお盆休みの最終日だと思いこんでいた私...。NOBさんのお仕事は今日からだった...。まぁ、のんきな私だこと。そっかー、そっかー、今日からかぁ...。今日はゆっくり食材など日頃に必要な物のお買い物でもして 明日からの通常に備えましょか、って思ってたのよねー。と言いつつ、予定通りお買いものには行ったけど。
「ん?木曜日か、今日は。と言うことは『氷点2001』だ!」あまりの一週間の早さにビックリ
先週、陽子が啓造と夏枝の実の子どもではないと知らされてから もう一週間が経ったなんて早すぎ...。それにしても先週の陽子には泣かされました。思い出すだけでも涙が出そう。ドラマを見て涙を流すなんて事は滅多にないのですが ストーリーもさることながら なんと言っても 切ない陽子の表情は辛すぎました。陽子だけでなくそれぞれの心の葛藤が微妙に表情に表れ迫力があります。今回も 夏枝の意地悪はさらにエスカレートしていました。辛いなぁ、誰も彼も...。
「氷点」(上)、読了。昔読んだ記憶はおぼろげ。面白くて もう、ずーっと読み続けていたい気分です。
2001年08月17日(金) [長年日記]
_ 会話不足!?
先日買ったマリーゴールドと ペチュニア、まだ植え替えが出来ていなくて 売られていた時の黒いポットに入ったまま。子どもたちがお昼寝をしている間に急いでマリーゴールドをプランターに植え替えました。3本のマリーゴールド、これって、虫除けの効果があるのだそうですね、「嫌いな虫が寄ってこないようによろしく頼むよ!」ちょっとヒョロヒョロした感じですがこれからたくましく育ってくれますように。ペチュニアも植え替えしてしまいたかったのですが ここでナルちゃんのお呼びが...。残念。眠りが浅くて短いんですよね、ナルちゃん。暑いから仕方ないか、ペチュニアは今度のお楽しみと言うことに。
テレビを見ていて気が付けば声を出して大笑いしている私。そう言えば 最近テレビを見ていて 突っ込みを入れることが多いのです。今日も思わず大笑いしている自分にハッと気づき、NOBさんを見ると彼は涼しい顔をして画面を見ています。決してつまらないわけではなく それなりにおもしろがっているようですがクールな表情。「ねぇ、私って テレビ見ながらウルサイ?やたらとテレビに向かってしゃべってるよねぇ。」それを聞いてNOBさんは「うん」とうなずき、「こんだけボクが会話してあげてるのに まだ話足りんのか?」って...。う、う、う、...。私って実はかなりのおしゃべりなのでしょうか..?
2001年08月18日(土) [長年日記]
_ [おはな] 秋の気配がちらほら
朝の空気がずいぶん爽やかになって 秋の気配を感じるようになってきました。
昨日植え替えが出来なかったペチュニアは 今日、無事に植え替え完了です。ピンクと白のペチュニアはそれぞれ2苗ずつ買いました。ちょっと見るとアサガオのようなお花です。買ったばかりでこれもまだ元気がありませんが これからどんどん増えていってくれればうれしいなぁ。多年草と言うことだから これからず〜っときれいに咲き続けてくれるように仲良くしなくちゃ。
少し前まで ひどい状態だった我が家のベランダ。今年はナメクジも出ないし虫が少なくて私はとっても嬉しい!少しずつハーブを増やし、今はスペアミントが爽やかな緑色を見せてくれています。大好きなアップルミントは今、差し芽をしてなんとか根付かせて増やしていこうとしているところ。ラベンダーも2種、花穂をつけてくれるのが楽しみです。チェリーセージは小さいけれど鮮やかなピンクの花を次々つけてくれています。こぼれ種のビオラは 今もまだなお紫の花を咲かせ続けてくれていてちょっとビックリ。我が家のベランダは 少しずつ復活しています。やっぱり緑が風にそよぐ風景はとっても静かな気持ちになれます。ハルちゃんナルちゃんも時々ベランダに出て お花や緑を感じています。やっぱりまた復活を目指してよかった...。
Yさんから届いたのは 爽やかな香りが漂ってきそうな青リンゴのポストカード。そうね、これも一足早い「秋」なのですね。こんなカードを頂くと 気だるい夏の終わりも爽やかに過ごせそうな気がします。青リンゴ、私も買ってこよう...。
2001年08月19日(日) [長年日記]
_ 台風接近中
台風が接近してるせいか、風が吹いていて雲が流れて なかなか今日は気持ちがいいです。でもこのままだと台風は直撃しそうでそれはちょっと勘弁願いたいのですが..、さてどうなることやら。万が一に備えて散らかっているベランダのゴチャゴチャしたものと きれいな緑やお花をつけてくれている植物たちを避難させなければいけません。なんてたって、やっとこさ、気を持ち直してがんばってお世話をしている植物たちなんだから絶対台風なんかの犠牲にはさせないわ!とりあえず、家の中にお引っ越しさせることにしました。..虫...いないだろうと思うけど、植木鉢に付いて入ってくるなよ〜〜、特にナメクジ!入ってきたら最悪...。
_ [春ちゃん] タイトなハルちゃん
ハルちゃんの食欲がいまいち...。どうも痰が絡みやすくて食べにくい、食べても痰の刺激で嘔吐してしまうと言う始末...。時間掛けて根気よく食べさせています...NOBさんが...。NOBさん、あー見えて(どう見えて?)とても根気があって じっくり付き合ってやってくれるのでほんとうにありがたい。長い夏休みに私一人で二人の食事介助となると もうブチ切れ間違いなし。それを少々仕事に食い込みながらも助けてくれて 私は頭があがりません。私みたいにすぐイライラすることもなくて 彼は私の夫だけあって(?)ほんとうに尊敬します。
ハルちゃん、タイトなボディがますますタイトになっちゃうよ〜...。エアコンとか寝冷えとかのせいなんだろうなぁ...。早くもとの食欲に戻ってほしいのです...。
2001年08月20日(月) [長年日記]
_ 今日は20日ですよ
母から電話がかかってきました。朝、10時過ぎ..。受話器の向こうの母の話を聞いていると 別にこれと言った用事があるわけでもなし、「こないだはおおきに。」とか、お盆の時のお礼など言ってました。ハルちゃんナルちゃんはどう?だとか、なんだかんだとお話しして「えっと...あ〜...ふんふん...。」などとまるで吉本のあのおじいさん、井上さんだったかな?ひとりで何か言って 一人で何か納得しているよう...。「今日はー..、二十日か?二十日やなぁ...。21日はー...明日か。あ〜、明日やな。」
どうやら今日が私の誕生日の21日だと間違えて電話をかけてきたようだと理解できました。「なんやぁ、間違えたん?」と聞くと 「はぁ、明日やったなぁ、ほんならまた明日お電話します。」と...。ぷふふ...。別にあらためて明日にかけてきてくれなくても いいけどね。ありがたいなぁ〜。絶対忘れないでいてくれるもんねぇ。明日、なんて言って電話をかけてきてくれるんだろう。今日のことは無かったようにかけてくるんだろうなぁ。楽しみに待つことにします。ぷ〜ふふ..。
2001年08月21日(火) [長年日記]
_ 台風接近中の今日という日は...
雨の中、それもただの雨ではなくて 台風接近中という非常事態の雨の中、NOBさんの友だちの奥さんが遊びに来て下さいました。大きな紙袋を下げて ガサガサと部屋の中に入ってきたその人は...Aさんてことで...まず 我が家の子どもたちにご挨拶。ハルちゃんナルちゃんは「あ。。。この人や。。。」って感じでしょうか、Aさんを見つめていました。Aさんが部屋に入ってこられた時にすぐに「あ?ハーブの香り...?」って思っていたら やっぱり。紙袋から次々出して見せてくださったものは Aさんが作っておられる野菜とバジル。香りの張本人のバジルは青々といかにも元気いっぱいに育って 青くて爽やかな香りを醸し出していました。お野菜は雨の中 畑へ採りに行ってくださったという、香りの強いニンジン、ちょっと皮が固いけど...とおっしゃった「おなす」(京都言葉はすぐに「お」をつけたがるのです。)、大きなオクラ。
普段はスカート姿など見たことのないAさんは珍しくサマーワンピース姿なので 「どしたん?」と尋ねると 畑に野菜を採りに行ったときに泥だらけになったので急いで着替えようとして手近なものをつかんで着替えたから...なんだそうです。あー...雨の中泥だらけになりながら きっと我が家のことを思い出しながら採ってきてくださったんだー...。そう思うとその新鮮なお野菜たちがもったいないほどにありがたいと感じました。お昼は昨日作ったカレーと、 サラダ、急いで作った白玉団子とフルーツとあずきを盛り合わせたデザート、たいしたおもてなしは出来ませんでしたが Aさんと一緒に頂き 楽しくてなごやかなひとときでした。こんな、一緒にいて気持ちが和む関係、ずっと大切にさせていただきたいです。
2001年08月22日(水) [長年日記]
_ [料理] 青くて爽やかなパスタ
台風はゆっくりゆっくりこのあたりの南より、いや東よりかな、を通過していきました。引っ越しをしていたベランダのお花たちを元に戻し、少しだけ鉢の整理もしました。
昨日頂いた 元気いっぱいのバジルで今日はペーストを作り、今夜はパスタ・ジェノベーゼ。バジルは葉っぱだけで約50グラム、オリーブオイル100cc、松の実大さじ2、ニンニク2片、塩小さじ2、を全部一緒にミキサーにかけます。このペーストを茹でたてのパスタに絡めれば出来上がりです。でもペーストはあくまで適量に...。気前よく入れすぎると 青臭いパスタになってしまいますので。経験済み。今日のは とても加減よくおいしく頂けました。爽やかなグリーンもごちそうです。
2001年08月23日(木) [長年日記]
_ 夏休みももう終盤
21日に紹介した時計草、つぼみが2つ付いていて 今日2つ目が咲きました。大きく膨らんだつぼみは 窓際でいっぱいの光を浴びて アッと言う間に花ひらきました。でも 夜にはだんだん眠るように閉じてしまうんです。朝が来ればまた花ひらくのかな、と思っていた1つ目の花は閉じてしまったまま、再び開きはしませんでした。たった一日の命なんです。なんだかとってももったいないなぁ...。この2つ目の花も 夜にはもうしぼんでそれっきりなんですね..。
あぁ蒸し暑い...。いつになったら涼しくなるのか。今日はもう「氷点」の日か...。一週間がめちゃめちゃ早い。アッと言う間に夏休みも終わってしまうな。うれしいような 淋しいような、ものすごく複雑な気分。
2001年08月24日(金) [長年日記]
_ おやすみなさい
時々尋ねて来てくれる母。今日はお昼にと、お寿司、北尾さんの黒豆、クッキー、珊瑚のネックレスは私への誕生日のプレゼント、手作りのハルちゃんナルちゃんの夏用ズボン。そして 何か手伝うことはないかと言いながら、あれこれ用事を済ませてくれます。
我が家で一緒にお昼ごはんを食べてもらって(って、母がもってきてくれたものを頂いているのはこちら側。)一段落してから お昼寝タイム。我が家は電車の音などが響いて決して静かな環境とは言えないのですが 母はいつも熟睡して わずかなお昼寝時間であっても「あ〜、よう寝た〜。」と満足げ。我が家ではきっとリラックスしてくれてる証拠ですね。
母の帰りはNOBさんに送っていってもらいました。この暑い中、電車とバスを乗り継いで帰っていく母を思うと送らずにはいられませんもんね。
今夜は久しぶりに早く寝ます。12時半です。それもハルちゃんと寝ます。おやすみ..。よく寝られるぞ、うれしいな。
2001年08月25日(土) [長年日記]
_ [春ちゃん] カレーを食べる会?
ハルちゃんはお父さんと「大山崎町障害のある人とあゆむ会」の世話人会へ行きました。今日は大山崎障害児学童保育「ともだちの輪」との交流会も兼ねていて 主にハルちゃんはその交流会が目的。カレーを作って食べるという楽しい催しで、ハルちゃんの前の担任の先生もおられて うれしくて、楽しいひとときを過ごしてきたようです。お父さんはあゆむ会の中で IT革命を起こそうと声を上げてきたようです。
_ パリン!の正体は?
子どもたちがやっと寝付いたかな..というころ...10時20分過ぎ、急にガタガタ!わりと大きなそれも長い地震が起こりました。ミシミシ、ガタガタ、パリン!ガタガタ揺れている時間は長く「さて何をするべきか?」などと考える時間があるほどで「なんてったって子ども!」と、私はナルちゃんの寝ている部屋へ飛んでいきました。(ハルちゃんはお父さん担当)そのころには揺れは治まり、ナルちゃんは「なにがあったん?」と言っているようにキョトンとした表情。幸いケガなどはなく済みました。ナルちゃんが再び眠るのを見届けてから、先ほどの「パリン!」という音がしたのが気になってキッチンのあちこちを見て回りましたが何かが割れたような気配はまったくなくて 不思議でまたそれが奇妙で思わず さぶいぼ(鳥肌のこと)が...。あとでわかったのですが 「パリン!」は、キッチンではなくて 洗濯用の流しの中に花瓶が落ちて、流しが割れた音だったんです。見て、ビックリ、再び さぶいぼ。花瓶が割れないで流しが割れたなんて...。これ、新しくしたらきっと10万円はかかるでしょう...。地震保険が適用されるかどうか聞いてみることに。
それにしても恐かった..テレビにはこのあたりは震度3と出ましたが いやいや、震度4だったと思う..。あくまで私の勝手な想像。あらためて 災害用のグッズを見直そうと思いました。
2001年08月26日(日) [長年日記]
_ 心を届ける
夏のお便りを下さった方にお返事を書きました。出来ることなら、ハガキを受け取ったら「ありがとう」の気持ちをちょっとでも早く、たくさんお返しするために すぐにお返事を書かなければいけないのですが 昼間はなかなかまとまった時間がとれないので書くのはいつも子どもたちが寝静まった夜中。これもなかなか大変なことで 昼間の疲れと 眠気と闘いながらの作業になります。あまりにも コンディションが悪いと文章がハチャメチャになってしまったり、またあまりにも落ち着きすぎた夜の静寂(しじま)の中で書くと マイワールドが広がりすぎて怪しげな文章になってしまうので これもまた注意!です。まずはハガキ選びから。相手のお顔を思い浮かべながら オシャレなポストカードにしようか、無地のシンプルだけどオシャレっぽい地のハガキにしようか、はたまたちょっとがんばってイラストなどチョコッと入れてみようか...など こういう作業は結構楽しいものです。主に暑中お見舞い、残暑お見舞いを下さった方へのお返事ですから こちらの文面もさらりと。
なんとか 数枚書き上げてポストへ入れると お返事を書いていなかったという思いから解き放たれて ホッと肩の荷が下りたような、また私のハガキを手に取る相手の事を思い浮かべながら こちらまでうれしいような楽しいような気分になります。ネット上のコミュニケーションも楽しい。
そして 手書きのお手紙やハガキも楽しい。手書きのお便りは 「手から手へ...」という温かみが伝わりそうな所が もひとつうれしいですね。「手紙美人」などと言う言葉を時々耳にしたり目にしたりしますが その基本は「心を届ける」ことなのでしょうね。
最近、きれいなポストカードや、便せん、封筒を見るとつい欲しくなってしまいます。これにどんな思いをのせて 私の手から 相手の方へ届けようかなぁ..。最近そんなことがとても楽しいことだなぁと思います。
ぽっかり、わたぐも。どこから どこへ。
それにしても 空ってあおいねぇ。ほんとうに あおいねぇ..。
2001年08月27日(月) [長年日記]
_ 子どもは親が大好き
弁護士の大平光代さんは 中学生の時にいじめを苦に自殺未遂、親にわかってもらえない淋しさから非行、暴力、極道の妻へ..。その後お父様の知人が「甘えるな!」と親身になって大平さんに関わるようになってから 猛勉強をして弁護士への道を切り開いて行かれた方です。「だからあなたも生き抜いて」の本を出されたことでよく知られている方です。今は少年犯罪に関わる事件を担当し少年たちの為に尽くされているとのこと。「徹子の部屋」に前に出られたときはご自身の事を中心にお話しされていましたが なんて凄まじい少女時代だったのだろうと驚き、また人との出会いがきっかけで人生を立て直す努力は並大抵ではなかったようです。人は本気になれば すごいことをやり遂げられるんだと言ういいお手本を示してくださいました。
今回「徹子の部屋」でお話しされたことは「親御さんへのメッセージ」でした。どんなにワルぶっている子どもでも ほんとうは親にかまって欲しい、子どもに『良い子』を求めるということはプレッシャーであると言うこと、親と子は友だちではないと言うこと。最近多い虐待については 「大人になりきれない者が子どもをもつから」と、とても厳しい表情でキッパリと仰いました。この人がどんなに子どもたちのことをわかって、そのために力を尽くされているかはお話しされる表情を見ていると 切ないくらいに伝わってきてこちらまで涙がにじみました。子どもたちはみんな 親が好きで 恋しいのですよね。子どもたちが大好きな親から虐待を受けたり 愛されなかったりすることは 子どもの胸にどんなに深い傷を付けることになるでしょうか。これからの社会を担って行く子どもたち、大人の勝手な産物では困るんです。どの子も愛されてたくましく育っていかなければ。でも、子どもというのは親にとっては 理屈抜きでなにより大切な、愛おしい、宝物であるはずなのにねぇ。「子どもの心」と「親」の事を大平さんからあらためて教えてもらいました...、いつの時代も子どもはお父さんお母さんが大好きだと言うこと...。
2001年08月28日(火) [長年日記]
_ [料理] テレビレシピは大活躍
昨夜は 昔ながらの知恵が詰まった日本のスタミナ食、夏にピッタリ「冷やし汁」に挑戦しました。すり鉢でゴマをすり、味噌を加えて擦り、さらに焼きアジの身をほぐし加え、なめらかになるまで擦ります。(関東では『擦る』ではなくて『あたる』ですか。)それを団子状にまとめて割り箸に刺して火であぶり、表面に軽く焼き色を付けます。それをもう一度すり鉢に戻して そこへ昆布だしの冷やしたものを加えて混ぜ合わせます。混ざったら 豆腐の潰したもの、キュウリの薄切り、大葉、ミョウガなどを加えます。これを麦ごはんにかけて頂きます。これ、さっぱりしておいしいです。おかわりしたくなりますよぉ。
今日の夕飯は「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」でやっていた「桜えびのピラフ」。粉砕した桜えびと、マッシュルーム、青ネギ、ごはんを、バター、塩、コショウでシンプルに炒めたもの。香りがよくてきれいなピラフです。
あ、ちなみに、冷や汁は「はなまるマーケット」でやっていました。↓ これを麦ごはんにかけます。
2001年08月29日(水) [長年日記]
_ 夏休みが終わるねぇ
そろそろ2学期の準備をしなくちゃ。タオル、お昼寝布団、着替えなど...。二人分をきちんと揃えるとなると 結構手間取ります。直前になって慌てなくていいように早い目に用意しましょう...。でも少しづつ2学期へと気持ちが向かっていくと やはり夏休みが終わるのは名残惜しいです。長い夏休み、食事をはじめ、いろいろ大変なことが多いのですが 学校が始まるとまたあの朝の慌ただしさが始まると思うとそれだけでちょっと憂鬱だったりします。それになんとなくし残したことがあるようで淋しい気分。またいろんな用事も増えるしね..で〜も〜、 自分だけの時間をとろうと思うと学校に行っていてくれる方が断然自由。..複雑なんですよねぇ、うれしいようなうれしくないような...。とは言っても うれしくあろうがなかろうが 学校は間違いなく9月1日に始まります。それに向けて動くしかない。
荷物で埋もれていた部屋をスッキリ片づけました。もうこの部屋にはな〜んにも置かないんだぞ〜。絶対空けておいて私のお昼寝部屋にするんだ〜い。
あ、そうそう、「氷点・下」25日に読了したんだった。
2001年08月30日(木) [長年日記]
_ [ブック] センス・オブ・ワンダー/レイチェル・カーソン/新潮社
レイチェル・カーソンは環境汚染と破壊の実態を告発した本「沈黙の春」(新潮社)を 1962年に出しました。その後この「センス・オブ・ワンダー」をさらに膨らませたいと考えていましたがそれを成し遂げる前に 命の炎は燃え尽きました。しかし友人たちの手によって 一冊の本として出版されました。
自然は美しく、神秘的で 厳しく 優しい...。それを受けとめることの出来る感性を持つことによって 人生においてどんな困難に出会おうと 必ずや内面的な満足感と生きることの喜びへ通ずる事が出来る と著者は言っています。それらを示すような自然の様々な情景を言葉で描写しています。それらを読んでいると どこか懐かしいと共に ワクワク、ドキドキするような感覚が私の胸の奥の方から沸々と湧いてくるようでした。
夜空を見上げては 空の遙か彼方に月が存在していることの不思議。月が明るく光ることで夜の太陽の存在を感じることの出来る感動。この目に映る星の光は何万光年もの昔の光であるという驚き。 宇宙の果てはいったいどうなっているんだろうと言う疑問。花瓶に生けていた植物から根っこが生えてきたという驚きと感動...etc。例えば私流に言うと きっとこんな感覚のことなんだろうと思います。
著者は「沈黙の春」を執筆中にガンにおかされたため 彼女の最後の仕事として「センス・オブ・ワンダー」を書き始めました。病に冒されながらもこのような慈愛に満ちた文章が書けた、と言うことは まさしく「センス・オブ・ワンダー」の意義を彼女自身が明らかに示しているのだと思います。
恵まれた自然の中で生まれ、育った私の「センス・オブ・ワンダー」を育んでくれたのは 私を取り巻く環境と家族。そして未来の「センス・オブ・ワンダー」を育んでいかなければならないと言う大切な役割が 私たちにはあるのだと感じました。
感覚を呼び起こしながら ページをめくっていく本..。
2001年08月31日(金) [長年日記]
_ 31日だっ!
夏休みもとうとう最終日となりました。暑すぎて何処へも出かけずに ひたすら暑さから逃げて過ごしていました。明日の朝から また、バタバタ生活が始まるのです...。明後日は日曜日だから 明日もっていく荷物はとりあえず初っぱなに必要なものだけでいいでしょう。日曜日の間にまた 荷造りしましょっと。車に積み込むだけでも大変なんだから...。
明日から始まる2学期を目の前にして こんな慌ただしい時に限って 全然違う用事をしたくなる。明日の準備...ではなくて ベランダのお花の手入れとかー、衣類の整理とかー、雑誌の整理とかー...。「今、こんな事やってる場合じゃないでしょー!」ってたぐいの事をね、やりたくなるんです。やりたいことをやってるだけでいい人生って...。ちょっと味わってみたい。
アホなことをいってないで しっかり、気合い入れないと 子どももだれるぞ〜。